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初動衝動  作者: 絶望大福
172/243

雨ふり予定あり

残酷なまでに心を寂しくさせる

鞭を打つ試される覚悟

疲労のある夜

眠気さえも寝てしまった

行かなくてはいけないところ

タイマーがはじまる

このまま寝転んでいてもいいのに

集中力と騙し取る運び屋

暖かいポタージュ

とても甘いドーナッツ

我慢した後 滴り落ちる

回転し続ける 足りない頭


何でもない時間を有意義に

何にもない鞄を持ち寄り

中身のない時間に詰める目的

中身のない財布を抱える

境目も分からないくらいに

伸びる白線 飛び出す抑揚

ヘッドライトが不安定

荒い画像で異国の地

膨らんでいく 膨らんでいく

飛ばされる 飛ばされる

アブノーマルと並行して

騒いだ後で はじまる祭

素敵なものを選んでいく

足りないものを継ぎ足して


行くべき場所へたどり着くため

二回曲がる 目印は特になく

重い身体に脈うつ仕打ち

しけた飴玉 くわえたばこ

誰かが喜ぶ 立てる国

プレッシャーがお互い様

声を揃えて おんなじ目的

変わらぬ関係 少し大人

遮らない 遮らない

蘇る記憶 真ん中へ


雨がふる こんな時に

痺れる手足を言い訳にする

行ってしまう 目的の為

横道逸れて 負ける 欲望

何時になろうが 肩が凝ろうが

痒いところを研磨する

差し支えない 雨がふる

ロータリー 混乱する観覧車

出来ることならば 食い止める輪留め

繋がる 繋がる 迷惑を少々

今はそんな気分 仕方なし

青い盤 赤い盤 ぬかるんだ午前

受け止めきれない降水量

マスクをはずした 咳を3つ

普段の活力踏みつける

見えた たんぽぽ畑とジャングルジム


仕方がない 仕方がない

あくびたち 早く鳴る命 叩きつける

寝てしまおう 寝てしまおう

鎖骨から垂れる 誠の因果

出た目で決める大事な約束

季節外れの花火は見えず

駆け足で飛び出る いろんな魔障

おんなじ部屋でこうも違う

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