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初動衝動  作者: 絶望大福
162/243

雨が降る

食べきれないほど浴びた綿あめ

耐えきれないほど浴びた棘が並び

悪臭漂う原っぱが腐る

ど真ん中を突き進み

納得できる朝焼けを見る


どんなに雨が降ろうとも

数年ぶりの筋肉痛が印になる

間に合わない予定で埋まる

赤丸の後は風に消える

なだらかな屋根をつたうように

涙を混ぜた雨が降る


原因不明のラインを超えて

知ったかぶりで管理する

小銭を混ぜた巾着袋

ひとりの時間が減ってゆく

忘れたペンが転がる机


通した挙句 痩せる通行人

顔は死んで やることも無し

あからさまに必死さを隠し

ロンドンで流行りのあの曲が流れる

夜の後で朝焼けを

夜の前に夕焼けを

そして今日は雨が降る


苦し紛れに出た答え

勝負はこれから 攻めの姿勢

変えて行く 廃れた交差点

流れを変える子供騙しで

偉そうなものはひとつもない

そして今日は雨が降る


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