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どうしようもない奴のブルース
今日もやることやらないで
どこかの憧れ 借りた言葉
自らの気持ちは溶かしていく
脳みそには何も残っていない
何かのフリをして酒飲んで
何様気取りの 形で口開く
救ったものは 何もなくて
辿った足取りを 言えばいいのに
何かにすがりたくて
どうでもいいプライドを
どうしても捨てきれず
何もない奴が 出来上がるだけ
いつもいつも抽象的で
中身なんて特にはないのに
どうでもいいこと 真剣に
語った後の 寂しさよ
月も太陽も 笑っている
夜の静けさに助けられて
固まる頭は デカくなり
周りはみんな幸せそうだ
垣間見る 美しさへの涙を
一粒だけでも 抱きしめて
そのままの言葉で 素直になれば
やれることもできるんだよな
そのまま寝てるか 起き上がるのか
瞳を開けたままで
よく考えなよ
昨日の酒が残ってるんだな
瞳を開けたままで
カーテンを開ける