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初動衝動  作者: 絶望大福
152/243

橙色の時計の針

去った後も逃げ回る

日焼けしない顔つきで

いつも嘘をついている

解決してない問題が

至福の時まで侵食する

干渉できない争いも

もはやここまでか


殴りつけてしまってもいい

二度と付き合うつもりもないから

それなのに慈悲の心が邪魔をする

流れ作業の毎日を

心が寂しく仲間意識の落とし穴

終わりはすぐそこだったはずなのに

永遠に思えた 暗黒の椅子


橙色の時計の針が

底なし沼に見えた頃

くるくるまわるサイコロに

どうしようもなく 果てた音

溢れたものが飛び散ったカバンと共に

どこまでも行けるそんな気がした


遠くの街で光るネオンライト

不安定な格好で

意気揚々と歩いてみよう

あの頃感じた大絶望には

大抵かないはしないから


味がなくなるガムを吐き出し

そこから生まれる情熱を

宿業と共に抱きしめて

いざ行こう ざらつきのない難破船へ

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