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初動衝動  作者: 絶望大福
141/243

暴走列車

かなしみぶら下げて

行方知らずの型の古いあの列車

暴走気味で嫌われて

押し付け 自己満足の裸の王様

誰もがこんなに嫌がっているのに

世界の中心にでもいるような

そんな気分でいる


余りまくってるありがた迷惑

プレッシャーの中で

ひとつひとつに労力がいる

アスファルトに叩きつけるように

錆びた頭を打ち砕け

そしたら少しはマシだろう

儚く散った夜明けには

いつも通りの疲労感


幾つも人に任せてきた

そのしわ寄せがあるだけだろう

何もかもがどうしようもなく

これまでの足取りは不安定で

何者でもなく 終わりは寂しく

尖って揺れる その傷など

誰ひとり知る由もなし


暴走列車の行く先は

きっと暗い闇の中

ここから綺麗になる水の色

繰り返し生まれ変わってなるものか

鳴らせ本音を 響かせろ不満を

あいつはちっとも気づいちゃいない

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