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心の叫び
からくりばかりに翻弄される
真っ直ぐ伸びきった闇に
身体を預けるだけの日々
風速を目の前で感じた後
気分屋に魂を吸いとられる
感情ばかりの負け犬
荒れた肌がそこにある
パワーポップの耳元と
ギリギリ生きてるど真ん中の
心の叫びが命頼り
水滴が溜まった電線を見上げて
振り絞る力は正真正銘正面突破の
純粋な心の水の中
手の施しは自らの手で
午前3時の路地裏を歩く
作られすぎたやりとりは
破壊された傘ではしのげない
立ち上がれた奴がいる
悔しさに勝てるものは何か
冒険者の時代に飛び跳ねた欲望
不意打ちの衝撃に勝てるものはなし
飛び出すんだ 腑抜けた毎日を
現状ならその場で変えられる
染めた色は何色でもいいのだ
軋むそれぞれを抱きしめて
潤うような毎日を
交差するガラクタたち
つけっぱなしのTVからは
パルプフィクション
オレンジの街頭
冷めた缶コーヒーを飲みながら
ただ見つめる
行く先を探す