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いつもと違う日
流れゆく 行き先もままならぬまま
同じ日にち 心が踊る
散文的に過ごしてみても
動く細胞に嘘はつけない
追うごとにさっぱりしてゆくけれど
足元にあるものを蹴飛ばそう
にっこり笑う 太陽がいる
新しい仕組みが増える
実験的に使ってみただけ
それでも普段の心通い
純粋に受け止める 力がはいる
張り切る余韻 冷めない寝顔で
いつも通りのキリキリ舞い
目眩がする 足ばやな早朝
ゆっくりと起き上がる 深呼吸
マヌケな寝癖と共にゆく
眠れぬ日々を笑い飛ばして
歪んだ道も 真っ直ぐ進める
何もかもをあきらめたら
飛び出す銃声すら聞こえない
いつもと違う日 悲しみの空
冷めないうちに珈琲を飲む
箱を開ければ中にあるもの
ひとつまた歳をとる