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初動衝動  作者: 絶望大福
133/243

ねえ

茶色の段差をくぐり抜けて

最後の勇姿に立ち会った

興味本位を立証された時間に

優しく撫でた 汚れた金がある

本音をくぐらせた 言葉がある

ねえ

色が変わって咲いた花があるならば

君はいつものとおり 自然な顔つきで

写真を撮るのかな


止まりそうな 諦めた爆音

乱れ打ちの漏れた声を

残酷の彼方へ 置き去りにする

ねえ

天気予報も当たらないけれど

淡白な君の喜ぶ姿を

どの距離から見られるのかな


思い出になる この空を

すべて仕草を目に焼き付けて

机の角で擦る夜も

耐えきれるようにしよう

ねえ

肩に埋めた 悲しみの果て

真っ直ぐ見つめる君には見せない

最後の願いを 無理矢理叶える

ねえ

君に近づく夢を見た

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