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初動衝動  作者: 絶望大福
131/243

言い訳

それぞれの事情を

他人のものさしで計られてたまるか

100%のなまけものを

そんな理由で片付ける

正直者は謝るばかりで

ずるい頭が評価される

たまには他人のものさしに

踊らされるのも悪くない

自分の弱さを再確認する


無造作に包まれたカーテン

開けた窓はくすんでいて

光を遮る 歪む視界

訳が分からぬネオンライトが

痛いほどに目頭に飛び込む

その悪さの塊が瞼を切る

その腑抜けさがいけないんだろ

愚痴る相手を間違えている


気楽な程の楽観主義者

身体の悲鳴すら金縛りの果て

しけた冷蔵庫の中には

見るに耐えない欲望がいた

信じるものを掌の中に

膝を切った あの夏の日

核弾頭の夜明け前 サイコの音

踊らされるガラス板の上

マグネットのように張り付いた


言い訳 それすら声に出なくて

揃えたナンバーを砕いた塗り絵

思い出の曲を痒みと共に思い出す

超然と辺りを見渡して

あの色が溢れたカンフル剤

曇天模様の秋空が

この心を表している

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