冷めた沸点
金色の空 強い風 目の前のこと
尖りまくった プライド
崩れ落ちる これからのこと
青い色したポスターが
悲しそうにこちらを見ている
罰点を胸の辺りで記したならば
引っかかる事柄ばかり
落ちてきた 遅れてきた タチが悪い
知ったかぶりの嗜好品も
とうとう期限が切れ始めている
涙はない 受け止める準備をしよう
あの娘の隣で居られるならば
お好きなように染まるのだろう
忘れていくのか この空も この風も
大好きだった 無意味な時間も
間も無く 素敵なものに変わる
流れ弾を浴びながら
色んな話をするのだろう
どデカい音も忘れていく
何もかもが元通りになるだけ
冷めた沸点 心が変わる
話し相手はまともな奴
一番嫌いな存在へ
自分自身がなりはじめる
叫ばなくなる 髪を切る
好きなものも嫌いになる
ここに居場所はとっくにない
話し相手もここにはいない
遅れてきたそいつを
とうとう殺した 扉も閉まる
何も残らぬ 笑いも減る
終わっていく夏
あとはすべて …
本当なのか それでいいのか
そんな事は誰にも分からない
目が覚めたら これから一体
心の中の何かが弾け飛んだ
絶望の音 破れたノイズ音
あとはすべて… 本当なのか