126/243
荒れ模様
少し荒れた透明なじゃれ合い
すれ違うのはいつものこと
呼吸を合わせる 僅かな時間
ふと気がつけば 自然と隣り合わせ
微かにズレた青春を過ごせば
吸い付くように 道は繋がる
荒れ模様 そんな具合に時をなだめる
似たようにもらった 紙切れは
どっちに転ぶか分からない
立て続けの嘘が意地悪をする
少し頑張らなければ
ひと息つく 極楽は訪れない
荒れた場所で話をした
盛り付けられたつよがり
満足は妥協に変わるのか
いい加減な会話の後で
始発間際の時間を思い出す
荒れ模様 荒れ模様
心も身体も荒れ模様だ
安らぎをくれるかい?
無理をするけれど
そんな安売りする程
落ちぶれちゃいない
荒れ模様のじゃれ合いを
荒れ模様の空間を
いつもと同じ不安定な朝