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弾かれた無欲にさよなら
同じ事の繰り返し 転落の落書き
錆び付くマシンは行方知れず
重くのしかかる頭痛の後
丸投げされた感触
拝める箇所はとっくに失くした
繰り返すことはいつも同じ
押さえつけられた悲しみ
怒りを抱えて返事をする
見るに耐えない 異様な様
超越した次元の中に吸い込まれる
黒く染まる どうしようもなく
失望や憤り 混沌とした感情たち
過ぎ去る時をひたすら待つ
自業自得の束縛の雨音
不足していく物質は
改善の余地すら教えてくれない
苦し紛れ 夜行列車
薄れる感覚を身体で浴びる
汚れていく 敗北感を胸に抱く
苛立ちの出発 苛立ちの相席
描き描いたはずだった 涙は出ない
受け止められない 躁鬱の呪文
与えられた友情の中
余計なものは省かれる
非常識の心の奥 弾かれた無欲
垂れ下がり 息もできない
カウントされゆく時間の流れ
蝕まれる平和な時間
力尽きる秒読み 堕落の結晶
自己中心の思いやり
興味のないやりとり
履き違えた優しさ
読み間違えた仲間意識
消えてしまえばいいのにと
さよならを待ちわびる