表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初動衝動  作者: 絶望大福
110/243

気球が飛ぶ

守られるはずのない約束を

言い放って やり過ごす日々

大切なものは 消えずに残り

青春の終わりの扉を叩いた

そんなつもりはさらさらないのに

恥ずかしさに 捨てた武器は

中途半端な荒くれの元へ


増えてゆく 手にできなかったものは

お金でだいたい解決できるもの

そんなものはどうでもいい

消えてしまいそうな 本当の気持ちを

失くさないようにしていただけ


これから出向く足の先には

何にも変えられない 少年の心

出会いのかけらをたくさん集めて

あの日の続きを笑いながら

きっかけはいつも単純なのさ

酒に酔った勢いでもいいから


つまずきながら 転びながら

そわそわ動く 気球が飛ぶ

奥歯で噛み合わせる

なんでもない日々と

停止間際の脳みそをえぐる

飛び火していった 空想を回る

劇的な荒野の彼方へ

現実を押しつぶしてやる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ