表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初動衝動  作者: 絶望大福
105/243

ブカブカのセンチメンタル

大体同じ速度で駆ける

肌寒さが残る ザラつくレール上

高揚感の中 散らかる石ころ

危機感などは皆無の中

示すものは前歯でやらかす

段取り通りとは程遠い

ブカブカのセンチメンタル


引きつる笑いに 希望さえ時の雫

永遠のように横切る貨物列車

突風にさらされる

むしゃくしゃする綺麗な丸い玉

娯楽だけをやりたい放題

身体にはムチ打ち 要らないアメ玉

ブカブカのセンチメンタル


みんな下を向き同じ動き

こんなに広がる草原を前にしても

言わなければならない事も

後回しにされるだけ

完全に超えた場所にあるもの

手にするはずだった

気にしないよ いつまで経っても

そんな荒くれた押し問答


目に写る汚いやりとり

濁りきった言葉は火炎

その場限りの常識などに

心に留まるものはなし

ただずるさを成長させる

居た堪れないそんな気持ち


失った分身の裏に流れていた

頭を殴られた衝撃を取り戻すんだ

それまでのつなぎ役

既に役割は終えたはず

痛む傷に刻まれた 爆風の後始末

無かったかのようにされる かさぶた

剥がれ落ちた後にできたもの

今までと同じように

同じ位置に立ち止まる

少し遅れた充実感

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ