~ 出逢い ~
あなただけはそばにいて・・・
そう言ったのはあなたと出逢って
しばらくのことだった。
~ 出逢い ~
東京の田舎にある全寮制女子校・夜空高等学校。
私は思いもよらなかった
運命的な出逢いをその学園でした。
彼女の名前は、知らない人はいない
如月琉生。
彼女だけは
どんな時でも優しく見方にいてくれた。
渚「・・・」
今日も憂鬱な朝を迎えた。
あの教室に行くと思うと・・・疲れてもないのに溜息や
だるさが増してくる・・・
渚「・・・(ふぅ・・・)」
一つ大きな深呼吸をして
教室にゆっくり入っていく。
新しいクラスには如月琉生がいた。
周りの子達と楽しそうに話していた。
「おっ・・・なーぎーさーちゃん♪」
渚「・・・」
「・・・今日の委員会の仕事忘れないでよ?」
渚「・・・わかってる」
「本当に~?ね~?なーぎーさーちゃん♪」
その女の子が肩に触れた瞬間
渚は目に色を変えた。
その子を睨みつけてこう言い放った・・・
渚「・・・私の世界に土足で踏み込んでくるな・・・ッ」
今まで見たことのない
激しい怒りが体を燃やしていた。
「・・・きゃっ!!」
渚が腕を掴んだ時・・・
如月琉生が出てきた。
琉生「・・・卯月」
渚「・・・」
琉生「・・・卯月」
呼ばれてることに
気付かないまま教室を出てった。
「ふん・・・ッ、何よあの子・・・気持ち悪い・・・ッ」
琉生「・・・卯月は気持ち悪くなんてない。
あの子はただ、人と関わることが苦手なだけだ
それのどこが気持ち悪いんだよ・・・」
玲「たしかにな・・・
卯月は、割と悪いやつじゃないのかもしれないな」
琉生「ああ・・・でも、・・・」
玲「でも・・・
琉生の声には気付かなかった。
感情的になってる今の卯月には聴こえない・・・」
琉生「・・・」
雅「可哀想・・・
折角・・・折角・・・
琉生が話しかけてあげたのに・・・ッ!!
何よあの子・・・ッ最低」
琉生「・・・卯月を、渚を・・・そんな風に言うな!!」
雅「・・・ッ!!」
そんな怖い琉生を見たのは初めてだった。
クラス全員が驚いた顔をした。
それが渚と琉生の交差する出逢いだった。
渚「・・・ハァハァ」
さっき感情的になってしまった渚は
一時的な過呼吸になっていた・・・
渚「・・・(深呼吸)」
座っていた渚は立ち上がり
図書室へと仕事をしに行った。
渚「・・・これは、ここ・・・
えっと・・・」
琉生「・・・渚」
渚「・・・?」
琉生「よ、卯月」
渚「・・・どうも」
琉生「私のこと知ってる?」
渚「まあ・・・」
琉生「そっか、よかった・・・
さっき・・・大丈夫だった?」
渚「・・・別に・・・、大丈夫・・・」
琉生「そう、ならいいけど・・・
じゃあ、寮でまた会おう」
そう言い残して
図書室から去る琉生。
渚「・・・え?」
なんのことかわからなかった渚は
部屋割りを見た。
307 卯月渚/如月琉生
渚「あ・・・」
琉生と渚は同じ部屋だったのだ。
これはきっと運命的な出逢いだったんだ。