10.その後。 視点が変わりまくります。
「兄上の子供と言えども、うちのアンジーは渡さない!!」
うーん、これは「うちの子は嫁にはやらない!」ってやつ?目の届くところにいるからまだいいと思うけどなぁ。
王家の子だし、政略結婚の駒として他国に嫁がさせられたらめったに会えないし、それを考えるとすぐに会えるところに嫁に行くのは安心だけどなぁ。
ルドと結婚となったらどうなるんだろ?ルドは公爵として臣下に下ることになるのかしら?ズルズル王族してるのもなんだか悪いわよね?
アンジーは騎士団を辞めたくないくないでしょうね。目標が騎士団長だし……。実力で。公爵夫人としてOKなのかしら?いままで騎士団と淑女教育をしてきたからやってやれないことななさそうだけど、キツそう。
公爵となったオズワルドと侯爵家のアンジェリカ=クレイグに特に身分的に問題はないわよね。
問題はコンラッド様か……。
結婚の許しを貰う事は難題だなぁ。
あ、二人の気持ちも聞かないで妄想がっ!!
「お父様、今日も勝負!」
そう言って、毎日のようにアンジーはコンラッド様と組み手をしている。そして、毎度コンラッド様が「参った」と言って終わる。
アンジーとしてはつまらないだろうな。
*****
騎士団でのこと。
「アンジェリカ=クレイグだけ、贔屓ですか?腕立てなどの回数が他の新人の半分なのですが?多方向からの騎士から不満が噴出しています」
「あ~、アンジーなぁ。5才の時から毎朝今の新人と同じことをしてるんだよ。だから、50回やらせても特に何も感じないだろうな。ちなみに、最近は家で俺と組み手をするようになった。実技の方も他の新人よりも秀でている。うーん1000回くらいやらせれば流石にあいつも疲れるかなぁ?くらいのもんだ。やはり、5才の時からからなぁ」
それからというもの、苦情は来なくなった。新人が直接来た場合。
「団長に直接とはそれほど重要なんだよな?」
と言って追い払っている。
*****
「アンジー、今日から騎士団員同士の組み手が解禁となる。よって、お前の二刀流も解禁だ!」
「やったー!お父様、大好き!!」
コンラッド様、デレデレ。団長の威厳を持ってください!
「新人の中にはアンジーの事をよく思ってない連中が結構多くてなぁ。徒党を組んでアンジーを襲う可能性も考えられる。まぁ、今後も騎士を続けられる程度にギッタギタにしてやれば、気が済むだろう」
新しい扉が開かれる可能性もありますよ?
アンジーは私の遺伝子はどこに行ったんでしょう?って美形だし、銀髪に紫の瞳。魅力的でしょう?
*****
「アンジェリカ=クレイグ!貴様は毎日俺らの半分しか基礎トレーニングをしていない分際でその存在を許されていた。俺達は許さない!」
本当に来た。
「えーと、お父…団長より今後も騎士が続けられる程度にと言われているので、その程度にしておきますね?」
そう言って、本当にかかってきた10人くらいを病院送りにした。
「アンジー……。やつらは今後も騎士が続けられるんだろうな?」
「心が折れてないといいな。心の傷の方を考えるのを忘れていました。ごめんなさい!」
「まぁ、今回あいつらがやったことは騎士道に反することだから、それもやむなしか。アンジーへの罰は減給3か月にしとこう」
「ありがとうございます」
アンジーちゃんは強くて可愛いの?でも…強すぎない?庇護欲をそそるってあるのかなぁ?可愛い格好した時とか?ギャップ萌え?




