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姫と王子になりたい百合カップル  作者: 雨宮雨霧
2年生

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42 夏祭り

今日は夏祭り。

去年も行ったが今年ももちろん行く。

課題?課題はまぁ、ね。

るいの家でヘアセットと着付けをしてもらう。


「せーちゃん!今年もかわいくお願いします!」

「はいはい。浴衣の色何色か聞いてもいい?」

「そりゃピンクです。」

「OK。」

ツインテールできるように髪を分けて、32mmのコテで髪を巻いていく。

巻き終わったら少し放置。

熱が冷めたら手ぐし。そしてツインテールに結ぶ。

リボンをたくさんつけて、パールもつけて。

白のお花の髪飾りをつけて…

「やば、かわいい。せーちゃん腕上げたね?」

「芹那ちゃんすごいわ、華やかになっちゃって。」


「次はせーちゃんのヘアアレンジしまーす。」

るいにヘアセットをしてもらうのは何気に初めて。

少し不安だが、姫にやってもらうんだから喜ばないと。

「センター分けにして前髪カールさせますよ。髪短いからアレンジできないとか嫌じゃん?だから黒バラの髪飾り買ってきました。つければ完成。」

黒バラの髪飾りは黒髪とよく馴染む。かっこいいではないか。

「ありがとう、るい。」

「せーちゃんは黒バラの花言葉知ってる?」

「知らない。」

「永遠の愛だよ。」

急に言われると顔が熱くなる。

「はいはい、それじゃ着付けするわね。」

るいのお母さんに着付けをしてもらう。

去年と同様一人ずつ着付けをしてもらうのでどんな浴衣かお互い知らない。

「着付けできたからカーテン開けるよ。」

るいのお母さんがカーテンを開けていざご対面。

「は、かわいい。やば。」

「せーちゃんかわいいじゃーん」

るいの浴衣は薄めのピンクに花柄模様。

かわいすぎて卒倒しそうだ。

僕の浴衣はモノトーン。去年よりは可愛らしめのものだ。

それでは夏祭りにレッツゴー


「なに食べようかなー」

会場に近付くたびに屋台のいい匂いが漂ってくる。

お腹も空いたしたくさん食べよう。

「焼きとうもろこし、焼きそば、たこ焼き買ってきて。」

「全部焼きじゃん。一緒に買いに行こうよ、はぐれたら嫌だし。」

買ったものを一瞬で平らげてしまう姫。

僕も一口くらいはもらうのだが…

足りない。

「綿あめ、りんご飴、いちご飴もあるって!」

次は飴攻めらしい。

「甘くて美味しい〜」

「美味しいね、甘いけど。」

甘いもの3連発はなかなかキツイ。

姫は平気そうだが。

「スーパーボール掬いやろ。」

「え。」

去年、1個しかすくえなくて撃沈したのに。

るいは上手だから楽しいのかもしれないけど。

「お姉さんたち頑張ってね〜」

どんどん取っていくるい。

1個も取れない僕。

結果 芹那0個 るい70個

流石に悲しい。

「せーちゃん元気だして、スーパーボールあげるから。」

「うん…」

お次は輪投げ。

景品に輪が入ったら景品がもらえる。

「あー、変なとこ飛んでっちゃう。」

るいは1個も取れず撃沈。

僕は屋台のおじさんに輪を当ててしまって撃沈。

二人して下手くそだった。

「射的やろ。」

るいはチョコのお菓子をゲット。僕はドロップをゲット。

まぁ、取れたのだからいいだろう。


「まもなく花火大会が始まります。」


会場のアナウンスが聞こえてきた。

去年と同じ場所で花火を見よう。

「ラムネ買っていこ。1本ね。」

2本買えばいいものを1本だけ買う姫。

こんなにケチだったかな?

坂を登り、ベンチに腰掛ける。

「ラムネ、一緒に飲も。」

ラムネを口に入れ、そのままキスしてくる姫に何の抵抗もできなかった。

甘くてぬるくなったラムネ。

理性保てない!と思っていると花火が打ち上がった。

「綺麗だね。」

「そうだね。」

夜空を彩る花火。

花火の明かりに照らされる姫の横顔。

綺麗なのになにも頭に入ってこない。

「せーちゃん、来年も見ようね。」

「うん。」

気付けば花火は終わって家に帰るところだった。

「るい、家行ってもいい?」

「お母さん居るしまた今度ね。」

振られて終わる夏祭り。

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