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姫と王子になりたい百合カップル  作者: 雨宮雨霧
2年生

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朝起きると、身体がバキバキになっていた。

ここはどこ。あぁ、修学旅行だっけ。

なんでベッドにるいに花美、結花が…

寝落ちした?まさかの寝落ち。

働かない頭で状況を把握する。

家じゃない場所で寝て起きるとここどこ?ってなるよね。

委員長たちの部屋を出て、自分たちの部屋に戻る。

顔を洗って、髪を梳かして着替える。

今日はレジャーをやるらしいからジャージか。

いつもと違う土地だからやっぱり慣れない。

スマホを見ているとるいが部屋に戻ってきた。

「ゆうちゃんに叩き起こされたー、おはよう。」

「おはよう。あとできっと怒られるだろうね。」

るいにジャージ出しといて、あと髪も結んでと頼まれてしまった。

姫のお願いを断る権利は持っていないので素直に従うしかない。

「るい、何の髪型がいい?」

「おまかせで。」

動くから崩れにくい髪型で邪魔にならなくて清楚な感じで…

やっぱり三つ編みだな。

「お姫様、できましたよ。」

「かわいいじゃない。ありがとう。」

ありがとうと言いながら前髪にアイロンを通し始める姫。

どこでも前髪命なんですね。


朝ご飯。

既に委員長たちが居て、花美が気まずそうにしている。

「結花、ごめんね。寝るの狭かったでしょう。」

「楽しむのはいいですが寝落ちはやめてください。」

大好きな花美とせっかく同じ部屋なのに2人きりで居れなくて悲しかったんだね。ごめんね。

それよりホテルの朝ご飯、いつも食べている量より大分多い。

食べきれなかったらるいにあげよう。

「るい、もう食べられないんだけど要る?」

「もらってあげる。」

朝食の時間が終わったあとすぐにロビーに集合だ。

時間に追われながらダッシュする。



レジャーのあとは自由に散策。

「ガラス細工見たいってゆうちゃん言ってたよね。」

「みんながいいなら見たいけど。」

行きたくないわけがないのでガラス細工を見に行く。

どの作品もキラキラ輝いて、すごく綺麗だった。

元々ない語彙力がもっとなくなった。

結花も花美も釘付けなりながら見ている。

るいはお土産用のガラス細工をずっと見ていた。

お値段的に買えなかったようだが。



ホテルに帰り、また結花たちの部屋に押しかける。

また来た、というかのように怪訝な顔されたので引き返した。

邪魔してはいけない。

「なにしよう。」

「スマホゲームしないしね。なにしよっか。」

暇になってしまったのでホテルをうろうろする。

もちろん邪魔にならないように。

「黒木、末永!ちょっと来いよ!」

クラスメイトであろう男子に声をかけられた。

ドアに耳を当てろ、と言われたので素直に従う。

耳を当てるとまぁ、そういう声が聞こえてきた。

「やばいだろ?修学旅行でやるなんてさ。」

「あんたはそういう人居ないもんね。可哀想に。」

るいが冷たく言い放った。

ナイスだ。

男子はつまらなさそうに部屋に戻っていった。

「るい、さすがだね。」

「別に。私たちだってまだしてないのになって思っただけ。」

るいは案外そういうことを求めてくる人間。

全部断ってきたけど、いつかそういうことをする日が来るんだろう。

ついでに結花たちの部屋も盗み聞きしよう。

まさかのそういう声が聞こえてきた。

「ゆうちゃんがネコ?!はなちゃんがタチ?!」

「お邪魔しないように帰るよ。」

部屋に戻ったあと、るいが押し倒してきた。

「ダメです。」

「せーちゃんって変なところだけ真面目。」

怒った顔をする姫。

もう少し大人になってからね。

まだダメです。

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