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姫と王子になりたい百合カップル  作者: 雨宮雨霧
2年生

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北海道に着き、今日の目的地である場所にバスで移動する。

こんなに距離があるだなんて思ってもいなかった。

どこに行くにも距離がすごくある。

「るい、しにそう。」

「ちょっと待って、はい袋。」

車酔いするタイプの王子。

姫に背中を擦られるなんてこんな悲しいことあるか。

「先生ー、せーちゃん死にかけです。」

「黒木、あともう少しで着くから。頑張れ。」

バスを降りてからも酔いが続き、保健室の先生と行動することになってしまった。

すごく悲しいです。

もう大丈夫です!って言ったあとに貧血になるなんて誰が思っただろう。



ホテルに着き、それぞれ部屋へ向かう。

部屋は2人部屋。

もちろんるいと一緒。

「せーちゃん大丈夫?」

「大丈夫じゃない。」

「可哀想なせーちゃん。」

今日は平和学習だったのだが、一番うしろの席で死にかけていた。

話を聞きながらバタンキューの繰り返し。

「そろそろご飯の時間じゃない?」

「行こっか。」


「芹那ちゃん、体調大丈夫?」

「なんとか。」

「黒木さん…いや、芹那さん。無理しないでくださいね。」

すごく心配してくれている。嬉しい。もっと体調崩そうかな。

晩ごはんは海鮮。

海鮮がキラキラしている。

るいは目をキラキラさせながら大きなひとくちで食べている。

結花と花美もよく食べている。

人が美味しそうに食べている姿っていい。

僕も一口食べてみる。

空を飛べるくらいに美味しい。

海鮮ってこんなに美味しいんだ。


ご飯の後は自由時間。

今日の感想、学びをメモに書いていく。

修学旅行が終わったら発表をするらしい。

「るい、なにがあったか分からない。」

「私ね、こんなこと言ったら本当に怒られると思うんだけど。半分寝てた。」

「ダメじゃん。」

今日のことは委員長たちに任せるしかない。

「そろそろお風呂入ろ?身体洗ってあげる。」

「いいよ、ユニットバスだし狭くなるよ。」

色々言い訳を考えたのに制服を脱がされて風呂に連れて行かれてしまった。

「カーテンは湯船の中に入れてー、とりあえず寒いからお湯ためよう。」

慣れているかのような手つき。るいはどこで覚えてきたんだろう。

「るい、なんか慣れてるね?」

「調べた。」

昨日の夜に色々調べていたらしい。

かわいいな。

「2人でも入れるね。」

「思ってたより広くて落ち着く。」

2人だと少し狭いが、入れないことはない。

身体を温めて、髪から洗っていく。

るいが持ってきたシャンプー、リンスを使わせてもらうことにした。

「あ、この匂い、るいの匂いだ。」

「そうだよー、せーちゃんも私色になっちゃうね。」

るいからいつも香る薔薇の匂いはこのシャンプーだったらしい。

これで僕もいい女になれたりするのだろうか。

ボディソープは備え付けのものを使わせてもらう。

いい匂いだな。柑橘系だ。

話しながら、洗いっこしながらお風呂に入ったせいでかなりのぼせた。

暑い。

「暑いー、水ください。」

「はい、ゆっくり飲むんだよ。」

水を勢いよく飲む姫。

ゆっくり飲んでって言ったのに。

「風呂上がりの水は最高ですね。」

「そうだね。」

キャリーケースからドライヤーを出し、髪を乾かす。

これもるいの物。

るいは髪が長いから風が強いドライヤーじゃないとなかなか乾かない。

「せーちゃんよろしく。」

長いサラサラで艶のある髪を乾かさせていただく。

本当に綺麗な髪だ。

三つ編みしたいな。この髪型も似合うかな。

色々考えながら髪を乾かす。

所要時間30分。

ロングは大変だと心から思った。

自分の髪も乾かす。

るいのシャンプーを使ったからいい匂いが広がっていく。

薔薇園にでも居るようだ。


「はなちゃんたちの部屋行かない?」

「いいよ、行こっか。行っても大丈夫かな?」

グループラインで部屋に行ってもいいか聞いてみる。

いいよと返信が来たので遠慮なく突撃する。

「火だるま作ろう?ドアを開けて〜」

「やめなさい。火だるまってなに。」

ノックしながら歌う姫を静止する。

火だるまって何だよ。怖いよ。

「廊下で歌うのはやめなさい。他のお客さんに迷惑でしょう。」

結花がお出迎えしてくれたと思ったらお説教を食らう。

部屋に入ると、花美がトランプを準備しているのが見えた。

「花美、トランプ持ってきてくれたんだ。ありがとう。」

「芹那ちゃん、るいちゃんと同じ匂いする。」

「さすがはなちゃん。私のシャンプー使ってもらったんだ。」

トランプをきりながら髪の話をする。

「ゆうちゃんが髪下ろしてるの初めて見た。」

委員長はいつもポニーテール。

ミディアムくらいの長さだ。

黒く光沢しているように見える。

花美はボブ。

さらさらな髪、いいな。

「ごめん、学級委員のミーティングあるから行ってくる。またあとで。」

委員長は忙しそうだ。

班長もやっているから忙しさも2倍だろう。

ババ抜きをしながら委員長の帰りを待つ。


「遅くなりました…って寝てるし。」

ババ抜きに飽きてゴロゴロしていたら3人とも寝てしまったらしい。

委員長曰く、何回声をかけても起きなかったみたい。


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