表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姫と王子になりたい百合カップル  作者: 雨宮雨霧
2年生

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/45

32

5月。

もう暑い。どうなってるの地球。

もうすぐ修学旅行がある。

姫とずっと一緒に居たいものだ。


「これから班決めをします。4人グループになるように自由に決めてください。行動班は男女混同ね。絶対じゃないから揉めないように。」

35人クラスで4人グループ。3人グループができるということか。

5人にしたらよかったのでは…?

奇数人だと仲間はずれになる人ができるのか。難しい。


「せーちゃん一緒〜」

「るいと一緒じゃなきゃ修学旅行行かない。」

「私もだよ。」

周りは続々と4人グループを作っている。

このままでは余った1人がこちらにやってくるのか。最悪じゃない?

「黒木さん、末永さん、2人だけなら私たちと班になりませんか?」

話しかけに来てくれたのは委員長とおとなしい子。

即決。

「班決めれてよかったー」

「男女混合の班あんまりないね。」

「カップルだけの班だったらダブルデートみたいになるのかな?!」

るいと話していると2人の顔が赤くなる。

え?もしかして?

「委員長、いや、神崎(かんざき)さんと八戸(やえ)さんって…」

「そうです、付き合ってます。」

百合カップル近くに居たんだ。

少し嬉しい。

神崎さんと八戸さんは2人とも美術部でそこで仲良くなったらしい。

お似合いですよ、2人とも。


「えっとー、1人余ってるんで2人だけのグループ手あげて。あー、そこに入りなさい。」

最悪すぎるやつ。

気まずいだろうなあの班。

「では部屋割りですがホテルなので大体が2人部屋になると思います。これも組みたい人と組んでください。男女別でお願いします。あ、3人になるところもあります。」

これはもうね、うん。

るい以外誰となるんですかね?

「決まったみたいなのでこの時間はこれで終わりにします、次は学年集会で注意事項等を説明するので遅れないように。」

学年集会は長々と説明を受けた。

僕たちは3泊4日で北海道に行く。

初めての北海道、どんな感じなんだろう。


「せーちゃん、楽しみだね〜」

「そうだね。ホテルもいい感じそうだし。いい子たちと同じ班になれたし。」

「今年は姫と王子って騒がれなくなったね。なんか楽。」

2年に上がってから去年のような扱いはなくなった。

よかった。本当に。

変な虫がいっぱい来るのが本当にストレスだった。


「お二人とも、時間があればでいいんですけど部活の後お話しませんか?話したこと全くないのに同じ班なのは気まずいかなと。」

「いいよー、ファミレスでも行って話そ!」

放課後の予定ができた。

何気に初めての友達。

1年間どう過ごしてたんだって感じだが。


今日も完全下校まで勉強。

このあとファミレスだと思うと頑張れる。

「シャーペン折れた。」

「いつも折ってるじゃん。0.3ミリなのが良くないんじゃない?るい筆圧強いから。」

るいは鉛筆でもポキっと折ってしまう子。

細い芯のシャーペンはそりゃ折れてしまうだろう。

「一軍女子とかって0.3使ってるからさ。1.0に戻そう。」

完全下校のチャイムが鳴り、校門へ向かう。

「お待たせしました。」

「私たちも今来たところ。行こっか!」


某ファミレスに来た。

安いからと頼み過ぎたら金額は跳ね上がる。

気をつけないと。

「なに食べようかな。」

「ドリア?ピザ?スパゲッティ?あ、ドリンクバーは絶対だよね。」

「神崎さんと八戸さんはなに食べる?」

「私はドリアでお願いします。」

「えっと、あ、グラタンで…」

僕はスパゲッティ、るいはピザを頼んだ。シェア用の(罪悪感を消す用)のサラダも頼んだ。

ドリンクバーに行ってドリンクを注ぐ。

るいがドリンクを混ぜている。後悔するやつ。

「るい、不味くなるよ。」

「やめます。」


「せーちゃん以外の同級生ファミレス行くの初めて。それに制服で学校帰り。青春すぎて死にそう。」

「末永さんたちは友達多いイメージでしたが…違いましたか?」

「僕たちは去年、なんか孤立してたけど祀られてたから。」

「よく群がってるなって思ってた、」

敬語な委員長。人見知りだけど頑張って話そうとしてくれる八戸さん。

2人ともかわいい。

「お待たせしましたー」

料理が次々と運ばれてくる。

サラダを取り皿に分け、罪悪感を消す。

そして炭水化物をいっぱい補給する。

「2人は去年同じクラス?」

「違いました。遠距離寂しかったです。」

「やめてよ、1組と5組の距離でしょ。」

「仲いいね、かわいい。」

委員長は胸の下まである髪を括って、八戸さんはボブ。

文化祭で展示されていた絵を見たことがあるが、2人ともすごく上手だった。

流石としか言いようがない。

1時間くらい話して解散した。

お友達増えました。

おめでとう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ