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姫と王子になりたい百合カップル  作者: 雨宮雨霧
2年生

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29

4月。

ついに4月になった。

驚き。

今日はるいとお花見に行く。


「春だね。」

「春だねー、何なら少し暑いよ。」

桜並木を見ながら歩く。

どこでお花見をしよう。


「ここいいんじゃない?」

「そうだね。ここにしよう。」

桜の近くにレジャーシートを敷く。

もう少し離れたほうが見やすいだろうか。


「桜の匂いのハンドクリームとか、桜モチーフの雑貨とかいっぱいあって破産しそう。」

「多いよねそういうの。かわいいピンクだからるいにぴったりだよね。」

「そうなの、全部かわいいから全部欲しくなる。」


コンビニで買ったお弁当を食べながら桜を見る。

るいは花より弁当らしい。

桜餅と三色団子も買った。

おやつに食べるとしようか。


「部活やめようかと思っててさ。」

「そりゃなんで?」

「せーちゃん居ないから。陸上のマネにでもなろうかと。」

「なら私もやめようかな。」


部活していたらどうしても帰るのが遅くなる。

それにそろそろ大学受験の勉強もしないといけなくなる。

部活もやめどきかな。


「部活やめたら受験勉強するの?」

「え?せーちゃんと居るよ。」

「勉強しないと大学行けないよ。」


僕の将来の夢は別にない…

ないこともない。

社会福祉士になりたい。

大学いかないとなれない職。

るいは美容師になりたいらしい。


「るいも進学しないと美容師なれなくない?」

「分かってるよー、お母さんみたいなこと言わないでよ。お花見楽しも?」


お花見をしているとたまに新しいスーツを着た人を見かける。

新入社員かな。

僕たちも気付けば大人になっているんだろう。


「桜餅美味しい。葉っぱの塩っけ好きなんだよね。」

「分かる、美味しいよね。」

「三色団子も好き。」


和菓子もたまにはいいものだ。

あまり食べよう、とは思わない。

高いし。

でも食べてみると結構好きだったりする。


「見て、桜吹雪。」

「すごい綺麗。」


風が吹くと花びらがハラハラと散っていく。

寂しさもある。

それでも儚さが好きだ。

出会いと別れの季節、春。

今年はどんな人と出会うんだろう。

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