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るいと出会ったのは保育園。
同じクラスで、いつも仲良く遊んでいた。
「せりなは私の王子様だね。」
「るいはぼくのお姫様だ。」
当時の僕は髪の長い女の子だった。
服装は親が選んだ女の子らしいものを着ていたが、一人称は「僕」だったらしい。
るいはお転婆で、よく転けていた。
それでも走り回るものだから大人を困らせていた。
僕も困っていたが、楽しそうに走るるいを見ていると注意などできなかった。
小学校、中学校も一緒だったが同じクラスになれたのは2回だけ。
それでも廊下ですれ違ったりすると、とりあえずお姫様抱っこしてキスをしていた。
だから然程寂しくはなかった。
周りからは変な目で見られていたが…
現在高校生になった僕たち。
奇跡的に同じ学校に入れて、同じクラスになれた。
これぞ青春。
すごく楽しい。




