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11月
今月はるいの誕生日がある。
ちゃんとお祝いしないと。
今日はプレゼントを選びに行こうかと思う。
何をあげようか。
メイク用品?アクセサリー?服?
お菓子の詰め合わせが一番喜んだりして。
とりあえずショッピングモールを回る。
ハンドクリーム…
あ、これるいが好きそうなヘッドドレス。
このクッションもいいかも?
あぁ、どうしよう。
なにをあげよう。
ペアアクセサリーもいいな。
店を歩き回って、手に入れたものはなんとゼロ。
なにをあげるか暫く考えるとしよう。
数字のバルーンは買っておこうか。
フラスタ飾りたいな、アイドルみたいに。
末永るい生誕祭!
流石にできないか。
◇
11月23日。
るいの誕生日当日。
今日はるいの家で誕生日パーティをする。
プレゼントは結局決められずに大量になってしまった。
まぁいいだろう。
「こんにちはー、黒木です。」
「いらっしゃい、芹那ちゃん。るいまだ寝てるから今のうちに用意しましょう。」
「まだ寝てるんですね。」
「自分は眠り姫だ!とか言ってたわ。」
1と6のバルーンを膨らませ、普通の風船も膨らませる。
テーブルクロスを敷いて、料理が並ぶ。
「すげ、美味そう。」
「張り切って買っちゃった。作るの面倒だしたまにはいいよね。」
「そうですね。」
寿司、ピザ、ミートソースパスタ。炭水化物ばかりな気がするが美味しいからいいんだよ。
るいの誕生日だし。
うん。
「芹那ちゃん、悪いけどるい起こしに行ってくれる?」
「分かりました。」
るいの部屋のドアをノックし、部屋に入る。
可愛い部屋なのに床は散らかっている。
なんでなんだ。
「るい、起きて。今日は君の誕生日でしょう。」
「うーん…せーちゃん、?なんで部屋にいるの?ん?え?待って!」
「寝起きのるいもかわいi…」
「寝起き見るな!クズ!」
クッションを投げつけられ部屋から追い出された。
なんで?起こしに行っただけなのに。
「あぁ、もう。可愛い姿で待っておけばよかったな。あぁ〜…」
後悔するるいなのであった。
◇
「せーちゃん!髪結って!」
着替えて少しメイクをしたるいが降りてきた。
「はいはい。せっかくかわいい服着てるんだからボサボサ頭じゃダメよ。」
「だよね。」
クラシカルロリィタに身を包むるい。
すごくかわいい。
姫すぎる。
「あ、今気付いた。せーちゃん執事みたいね。」
「気付いてなかったのかよ、スルーされて悲しかったんだけど。」
「ごめんね、かっこいいよ。」
今日の格好はスーツにネクタイ。髪型はセンター分け。一応カッコつけてるんだけどな。
まぁ、今日の主役はるいだからなんでもいいか。
るいの髪をコテでゆるく巻いていく。そしてツインテールに結ぶ。
パールのシールを散りばめてみて、ティアラを載せる。
「やば、姫だわ俺。」
「一人称どうした。」
「せーちゃんありがと!あとは前髪やります。」
全ての用意が終わったところで、誕生日パーティの始まりだ。
るいは席に着くなり食べ物に釘付けだ。
「わ、すご。いただきまーす!」
「いっぱい食べてね〜」
「るい、ゆっくり食べてね。」
「はいはい!」
雑談をしながら食べ進めていった。
太るだろうなぁ。
でも美味しければゼロカロリーだ。
食事を終え、少し休憩。
風船で遊んだりテレビを見たりする。
「さぁ、ケーキ食べる人?」
「ケーキ!食べます!」
「るい落ち着いて、」
ケーキはいちごのショートケーキだ。
ろうそくを刺し、部屋の明かりを消す。
「Happy birthday to you!」
ろうそくの火を消したるいは早く食べさせろと催促する。
そんなに食べたいのか。
「いただきます!」
切り分けたケーキを爆速で食べ始める。
ゆっくり食べればいいのに。
「るい、誰にも取られないからちゃんと味わおうね。」
「分かった!」
「よろしい。」
るいがケーキを食べている間にプレゼントの用意をする。
買いすぎたかなと思いつつ姫への贈り物だからいいかと思ったりしている。
「るい、お誕生日おめでとう。」
「わー!プレゼント?せーちゃん選んでくれたの?嬉しい。」
ープレゼント開封式ー
「まずはヘドレ!いいね、かわいい。
黒色と白!パンダになれる(?)
イヤリングだー!ゴールド好きなんだよね。
これはリップ!いいお色。たくさん使うね。
次は化粧水。乾燥する時期だからありがたい。
グミだ!ポテチだ!あとで食べよう。」
「気に入ってくれた?」
「当たり前でしょ、ありがとう。」
るい、16歳のお誕生日おめでとう。
いい一年になりますように。




