15
9月。
楽しかった夏休みももう終わり。
課題は朝終わった。ギリギリセーフ。
久しぶりの学校だから少し緊張。
もっと休みたかったと思ったりしながら待ち合わせ場所に向かう。
「せーちゃん!」
「るい、おはよう。」
「おっはー」
「宿題終わった?」
「ギリ」
久しぶりの制服は暑くて死んでしまいそうだ。
体操服で登校したい。
9月とは言えどもまだ残暑がしんどい。
久しぶりの学校を無事に終え、何気に久しぶりなカラオケに向かう。
「何歌お〜」
「国歌とか。」
「」
カラオケに着き、とりあえず曲を入れる。
るいは唐揚げを注文している。どれだけ食べるつもりだろう。
「せーちゃん、唐揚げとクリームソーダとりあえず頼んだからね。あ、ポテトも。」
「よく食べる姫だな。」
「王子なんだからしっかり食べないとね。」
るいが熱唱し始めた時、注文したものが続々と届いた。
なんだか気まずい雰囲気。
気を取り直して再び熱唱する。
僕はとりあえず合いの手を入れている。
間奏の間にるいは唐揚げを食べ、クリームソーダを流し込んでいる。
すごくいい食べっぷりだ。
結局ほぼるいが歌って、カラオケを後にした。
楽しそうなるいがすごく可愛くて癒やされた。
◇
今日は十五夜。
お月見をする予定だ。
ススキを買って、団子を作る。
「せーちゃんの家に降臨!」
「いらっしゃい。手洗ったら団子作るからね。」
「分かった。」
手を洗い、団子を作る。
白玉粉と水を混ぜ、丸める。
お湯に投げ入れる。本当はゆっくり入れたほうがいい。
茹で上がったら冷水にぶち込む。
これで終わり。
「流石に適当すぎるでしょ。」
「いいでしょ。」
庭にススキと団子を置いて、月見をする。
「月より団子。」
「るいらしい。」
まだまだ暑い9月。
いっぱい食べて残暑を越す。




