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8月
夏真っ盛り。
エアコンがないと生きていけない。
こんな酷暑なので、るいと遊びに行こうにも暑くて行けない。
最近はビデオ通話をしている。
あ、あと課題もやばい…
「せーちゃん宿題終わんないよー」
「それな。ワークは答え写せばいいけど読書感想文ムリ。」
「やる気でない。」
やる気0な僕たち。
これも暑さのせい。
全ては暑いのが悪い。
アイスをかじりながら答えを写す。
所々間違えたふりもして。
先生からしたらバレバレなんだろうが、僕はいつもこうする。
「せーちゃん、見てー!」
スマホから爆音が鳴ったと思ったらるいの声だった。
心臓止まるかと思った。
スマホを見ると、
「おまっ、はしたない格好するな!」
「えっへへー」
胸元を見せつけるるいの姿があった。
本当にやめてほしい。
いくら恋人どうしだからだといって…
「見てー!バ○ブ!」
「やめろ!」
面白そうなるいと身体の体温が爆上がりな僕。
もう本当に暑い夏だ。
◇◇◇◇
今日はあやつとプールに行きます。
海のリベンジ。
市のプールだからるいも露出狂にはならないはず。
「やっほー!!」
「元気だね。」
「そらもう!プールですから!」
日傘を差するいもかわいい。
フリルのついたピンク色の日傘。
僕は安売りしてたシンプルな日傘。
「まずは着替えまーす。」
「次はシャワー!」
「じゃあ飛び込みまーす。」
「飛び込まないでいいから!実況しないでいいから!」
人は多いが、泳げないことはない。
僕は水に浸かるだけなので問題はないが。
「ひゃー、冷たい。気持ちいいねー」
「ねぇ、待って。入れない怖い。」
「せーちゃんプール入ったことないもんね。ほら、おいで。」
手を差し伸べるるい。
手を握りしめ、心臓をバクバクさせながらプールに少しずつ入る。
「じょうずじょうず!せーちゃんよくできましたねぇー!」
「もう、からかわないで!」
小学生の子でも普通にプールに入れるのに僕ってやつは…
「冷たいねー、気持ちいい。」
「動きにくい…冷たい、」
「私泳いでくるからせーちゃん見てて!」
ぷかぷかするレーンとガチ泳ぎするレーンに分かれている。
るいは泳ぐらしい。すごいなー
クロールで24m泳ぎ切る。
平泳ぎで24m泳ぎ切る。
るい、すごい。
「はー、疲れた!」
「すごいねるい。あんなに泳げるなんて…」
「水泳嫌いな王子様、姫が教えてあげるわ。」
「え。」
どうしよう。ガチ指導が始まってしまった。
帰りたい。
「るい、帰る。」
「もう帰るの?私まだ泳ぎたいんだけど。」
「帰るのー!」
プールからあがり、プールサイドを駆け走る。
「ひゃっ、」
「せーちゃん危ないでしょ?!走っちゃ駄目です!」
「ごめんなさい。」
滑ってひっくり返りそうなところをるいが助けてくれた。
姫は王子でした。




