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酔っぱらいのエルフ考察

作者: 弓納持水面

昨夜、酔いに任せて書いたエルフ考察です。

間違いあったら、ごめんなさい。

酔いに任せて、最近流行りのエルフについて、つらつらと書いてゆきたい。


最初のエルフは日本の妖怪見たいなイメージで、ピクシーとかゴブリンとかと大差なかった。

姿も可愛らしいから、恐ろしいまである。

人間より小柄な妖精のイメージだった。


だがそんなエルフに革命が起きる。

「指輪物語」の誕生である。

いや「シルマリルの物語」の方が先だったかな?


トールキン先生のエルフは人間の上位互換として描かれ、体格も人間より良く何より美形で寿命はなかった。


D&Dにも影響を与え、エルフが魔法戦士だったり弓が得意だったりはトールキン先生のおかげである。


そしてそんなエルフが日本に輸入され、メジャーになったのはコンプティークのリプレイのエルフ。

その名もディードリット。

後の水野先生の「ロードス島戦記」の先駆けのリプレイだった。


そしてここでもエルフに革命が起きる。

出渕エルフの誕生である。

それまでのエルフの耳は尖ってはいたが、スポック船長ぐらいのイメージだった。

それがロードス島のディードリットの挿絵から耳がロバの様に伸びた。


それ以来エルフは[耳が尖っている]のではなく[長い]が普通になった。

今ではグローバルスタンダードになっている様だ。

スポックエルフは見かけなくなった。


そしてエルフの寿命については、流石にトールキンエルフの様に永遠ではないが長寿。

そして樹木の様にゆっくり成長するがこの頃だった。

ディードリットは登場時[若いエルフ]で160才だったと記憶している。


だが人間の欲望はさらなる進化をエルフにもたらした。

ロールプレイングゲームでエルフの成長が遅いのが我慢ならない。

16才のエルフを冒険に出したいと言うものだった。

160年も生きていてレベルが低いのも納得出来ない所だったのだろう。


そこで誕生したのが犬成長エルフである。

犬は最初の1年で成犬になり、後は1年につき5才ぐらいづつ齢を取ると言う。

エルフも成エルフになるまでは人間と同じペースで成長し、その後長寿と言う成長曲線を描くエルフが現れた。

これなら16才のエルフが冒険に出れるし、レベルが低いのも納得出来る。


そしてもう一つの欲望が生み出した革命エルフがOVAのピロテース。

スタイルの良いエルフである。

ピロテースは前記のディードリットと対になる仇役のダークエルフのオリジナルキャラだった。(後で小説に逆輸入されている)

そして平なディードリットとの比較もあり豊かで衣装も際どいダークエルフとして描かれた。


ピロテース以来エルフは平であると言う概念は打ち壊され、豊かなエルフが激増した。

今、エルフ画像で検索すれば豊かなエルフ画像の方が多いだろう。


後ピロテースついでにエルフの肌の色について考察しよう。

昔はエルフの肌は白で善。ダークエルフは黒で悪。が普通だった。

だがダークエルフの命は大事運動(ここらへんはボカシてます)もあり、最近のエルフは肌の色と善悪に関連は無い事が多い。

親切なダークエルフの鍛冶屋の話とか普通に見た事がある(挿絵は褐色肌だった)

だが、肌の色とエルフで忘れられない物語があるので一つ紹介したい。


それはオルフィーオの物語のエルフだ。(ネタバレあり)


このオルフィーオの世界には混沌に魂を売った忌むべきダークエルフも存在する。

だが、この世界のエルフの肌は全て白いのだ。

人間もエルフも見た目では分からない。


まぁ、船でやってきた白い肌のエルフが何を暗示しているかはさておき、ダークエルフの肌は黒いが当時は常識だったので、ひどく驚いた事を記憶している。


最後にエルフと言う生き物について書いて筆を置きたいと思う。


最近の流行りのエルフ、フリーレンは樹木成長型の平な小柄な耳の長いエルフだが、人間と流れている時間が圧倒的に違う。

そしてそれがエルフを描いた数少ない作品として素晴らしい。


エルフは上記の様に様々な進化(笑)を遂げているが、エルフを描いた物語は実は少ない。

たいていが人間の上位互換の扱いで考え方は人間と変わらないエルフが多い。

下手をすれば、ただのダッ◯◯◯フ扱いだ。

まぁ作者は人間だから仕方が無いといえばそれまでなのだが。


フリーレン以外でエルフを感じたのは「賽の目繁盛記」のしーちゃんぐらいだ。

しーちゃんは剣を学んでいるが、エルフは時間がある故に[いつかなれる]で修行するから、時間の無い人間の様な[ならなければ]に及ばないと言われ泣いていた。


また、エルフの里での幼少期「今日は何をしていたの?」と母エルフ聞かれ「カタツムリを丸1日眺めていた」と答えて母エルフが普通の事として「そう」と答えていたのもエルフらしかった。

基本ギャグ漫画なのに、そこら辺はしっかりしていたので記憶に残っている。


ああ、眠い。

以上エルフについてでした。

流行りに乗って書いたエルフ考察ですが、昔よりもエルフの概念が広がったなぁと思います。

もしかしたら、知らず地雷踏んでいるかもしれませんが、そうなると人知れず森の奥に消える文章です。

そうそう、森の奥に住むエルフの主食は何かとか

(定住で狩猟だけでは厳しいだろうし、田畑はないだろうから、主食はドングリなど木の実かバナナなどの果樹の栽培かな)

エルフと少子化対策とかまだネタはありそうです。


そうそう年末年始ですが飲酒は控えめに。


私の黒歴史がまた1ページ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 『第7魔王子ジルバギアスの魔王傾国記』という作品(現在なろうからは撤退し、カクヨムに掲載されています)では、悪い夜エルフは太陽の加護に見放されたため病的に白い肌、良い森エルフは健康的な小麦色…
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