簡易年表とユフト師の計画
ネタバレも多少含みますのでとばして頂いても大丈夫です。
海王神シーランド編は間章後に第三部として掲載予定しています。
簡易年表
「ユフト師 履歴書」
ヴァリラート歴
5620年 ユフト誕生
5628年 始まりの機械人形インテグラの構想(8歳)
5630年 インテグラ完成。自宅学習の限界(10歳)
5635年 家出、セントラルにある魔導科学校へ行こうとする→父から推薦状(15歳)
5636年 入学・ユーズシリーズU-2アナライズ完成(16歳)
5637年 アリス襲来(飛び級) ユフトより2才年下。年末に機械災厄戦争勃発(17歳)
5638年 戦争の為、全学生の一時帰国。
5638年~本国にて国主導での魔導機械人形製作チームに参加(18歳)
5639~5642年 ユーズシリーズU-3~U-9完成(19歳~23歳)
5643年 アリス死亡。チェイサー(ボンド)稼動、ユーズレスシリーズとは兄弟機(24歳)
5644年 U-10ユーズレス完成(25歳)
5645年 ユーズレスVSチェイサー 兄弟喧嘩勃発(26歳)、ユーズレス大破、チェイサー消息不明。
5647年 各施設の魔力暴走により強制的に機械厄災戦争終戦(28歳)
世界は魔力濃度に溢れて地上の生態系に悪影響を及ぼす。生命の住める場所ではなくなった。過剰すぎる魔力濃度により一般的な機械人形も活動を停止させる(オーバーヒート現象)。
5648年 生命を維持するための備蓄が乏しくなる。生産活動は難しい。苦肉の策で、「人類休眠計画」が発案される。ユフト主導の元で秘密裏に「地底人類進化論計画」も発動する。地上より人類が存在しなくなったヴァリラート歴最後の年である。
「人類休眠計画」
高位の貴族階級のみを宇宙に休眠させる計画。休眠施設には始まりの機械人形であるマザー・インテグラを核とした、直径五キロに及ぶ強大な衛星を拠点とする。システムの全ては統合を司るマザー・インテグラが管理し、補佐として器用を司るU-7デスクも同行した。一部の人類は、人工休眠機で長い年月を休眠する。再び、地上が浄化されるその日まで……
「地底人類進化論計画」
医療ユニットであるボンドのデーターの元になったコンセプトの一つで人類を種として進化させる計画。アリスが幼少期に空想の産物として、ノートに残した走り書きのような構想で日の目を浴びることはなかったが、ユフト師が苦肉の策として手を加えた。地上に残された人類に強制適応ワクチンを接種させて、体内の魔力適応値を強制的に上昇させる計画だが、想定よりも地上の魔力濃度が高すぎて失敗に終わった。
ユフト師はその英知を総動員して突貫であるが、地下大都市「バイブル」「コンパス」「ガイドライン」を建設した。残された人類はバイブルで疑似人工太陽と地下水脈を頼りに生活している。マザー・インテグラの《演算》により数世代の後の人類は、魔力適応値が地上で生活できる適正値まで上昇、地上の魔力濃度も低下しているという予測の元に地上に戻れる日を夢見て……
五十年後 ユーズレス再起動、魔界のプリンス「クリムゾンレッド」より魔界大帝の加護を授かる。魔道機械人形ユーズレスとなる。
間章 機械と悪魔のお話
魔道機械人形ユーズレス 作 ヴァリラート様
今日も読んで頂きありがとうございます。
予約投稿のテストケースです。
うまく投稿できているといいのですが……




