機械の権利 前編 あらすじ2
1
木人が《生命讃歌》を発現させた。部屋を覆い尽くす植物が津波のようにインヘリットに襲い掛かる。
絶剣が笑う。インヘリットは十二の月を披露し《生命讃歌》を切り裂いた。
木人は打つ手がなくなった。木人が制約により、血を吐いた。
2
アーモンドが木人の制約を《強奪》した。アーモンドは体型が元に戻った。竜の血によって洗われた不運の呪いと共に。
アーモンドがインヘリットに手袋を投げつけて決闘を申し込む。インヘリットが愉快そうに笑った。
3
アーモンド対インヘリットの死闘が始まる。アーモンドは『猫啼のブーツ』の効果で圧倒したかに見えた。しかし、インヘリットは絶剣の魔力を取り込んで『影人』となる。
4
「そうだよなぁ! そうこなくっちゃなぁ! 」
アーモンドは興奮していた。アーモンドの瞳が深紅に染まる。アーモンドとインヘリットの『十六夜』が交差する。
きゃはははは
絶剣が笑った先には、利き腕を斬られたインヘリットがいた。
「まいった……」
インヘリットが満足そうに微笑んだ。
5
木人とインヘリットが言葉を交わす。二人は非常に満足そうだった。全ての力を使い果たしたアーモンドは気絶した。インヘリットはアーモンドに《癒し》をかけた。インヘリットはゆっくりと消えていった。
6
一行は、エレベーターで『秘密の部屋』まで降りた。チルドデクスがいた。残念ながら、ユーズレスの再起動は時間がかかるようだった。ハイケンは同じメモリーを移植したが、ブラックボックスは違うため違う個体になるとのことだった。
7
秘密の部屋には起動する前の一万三千体の量産型ハイケンがいた。起動にはディックの杖がキーとなるらしい。
ハイケンのメモリーを引き継いだハイケンが誕生した。
アーモンドは一万三千体のハイケンは起動させなかった。
8
一行は地上に戻った。
三週間後の王都での査問会に向けてそれぞれが準備する。
ラザア達は王都までは、転移門を使用して、
アーモンドとリーセルス、サンタにクロウは東部領を寄り道しながら王都を目指す。
王都での猿芝居が始まる。
プロローグから始まります。




