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はじまりは突如
運命システム(仮)
空の彼方にある螺旋状、格子状など様々な線が存在し、互いに絡み合う無数の光の糸の集まり
一般の人間だけではなく神さえも視認できない、すべての人の生涯が記された盤
生死はシステムで決められている
本人の意思に関係なく
ある時このシステムを視認でき、また破壊することができる程の能力を持った少女が現れた
魔王の天界襲撃事件
運命システム(仮)の破壊を試みた少女を抹殺するため、魔王が少女を追い詰める
死にゆく少女を助けたのは神だった
神の力により命を繋ぎ留めた少女は以前の記憶を失う
神は養母として少女を見守った
喜怒哀楽
襲撃事件の影響で心身に異常を訴える人々が出てきた
感情表現の欠如や異常が目立ち、平穏無事に暮らすことができなくなってしまった人々を魔王は魔界へ誘う