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え、龍王だったんですか!  作者: ルーデル
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龍王めんどくせぇ〜

ここは大陸では無い。ここは海でもない。ここは空だ!そして、天空に浮かぶこの国、何を隠そう龍の国その国の王こそが龍王である。龍王とは、生物の頂点に君臨する龍種の中でもその頂点、すなわちこの世界で最強の生物なのだ。さて、前置きはここまでにしてこれから始まる物語を見ていって欲しい。


「私の名前は、ドラグマギア=ギルバード、龍王である。実は龍王になって5000年正直もう飽きた 。もう辞めたい。でも、私より強い龍種はこの5000年産まれてきていない。ありえないだろ!こっちは望んで龍王なんてやってないんだよ!!」


「ギルバード様お時間です。」

こいつは私の龍王としての仕事をほとんどやってくれている超有能な補佐官のアー君だ。本名は知らない、興味がないからな。みんなアー君と呼んでいたので、私もアー君と呼んでいる。


「もう龍王アー君でよくね!?何がダメなの!意味わからんわ!」

「ギールバード様、おふざけはそこまでにしてください。国民全員が待っておられますよ。」

「目が怖いよ!アー君、わかったすぐ行くよ」


王宮の広場に着いた

「今日はみんなに大事な話がある。今から1000年間私ドラグマギア=ギルバードは龍王をお休みします!」


「ええええええええええええええええええええええええええええええ」

国民全員と臣下たちも目が飛び出るほど驚いている。


「ギルバード様、なぜ相談してくれなかったのですか!」

「ギルバード様、私たちに何か不手際でもありましたでしょうか?」

だって相談したら止められるだろ。そんなこと相談出来るわけないだろ!


「ギルバード様、これから1000年どうやって過ごすおつもりですか?」

そこなんだよなぁ、どうやって過ごそうか?うん、いい手を思いついた!


「みんな、改めて聞いて欲しい。この1000年龍王をお休みするが、その間私はこの国には戻らない!この世界を見て回ろうと思う。もちろん1人でだ! 誰も連れていく気は無い!文句があるやつは私と力比べをして勝ってから言ってくれ。以上だ」

よぉーし、上手く行ったぞ。私に勝てるやつはこの世に存在せんからな、誰も力比べは挑んでこんだろうな。


「前に見て回ったのは5000年前か、大分変わっているだろうな!楽しみだ!!」

さぁ〜て、今から1000年が俺のセカンドライフだ!派手に、過ごそうかな。






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