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暖冬の昼下がり

作者: 皐妃

 暖かい日差しが窓から優しく差し込む休日の午後。これだけなら優雅にも聞こえるが内心はそんな優雅にしていられない状況だ。明日、明後日と学校でテストやレポート提出が課されているが今のままではなんとも心もとない。もっと早くやれと言われたらそれまでだが自分でもそれはわかっている、早くに手を付けて余裕をもって完成できたこともあるしかなりギリギリになったこともある。学生にはよくあることなのではと勝手な考えを巡らせる。今、パソコンに向かって課題をこなそうとしている。昨日ある程度書けたのでそれが救いである。ありがとう、昨日の自分。最近は日常生活でもストレスを抱えることが多く誰にも話せないでいる。話すにもまとまっていないし、言うにも気が引けてしまう。いつも一人でひっそりと泣いてなんとか安定を保っている。

 今日もいろいろあってストレスがたまったのかパソコンを立ち上げている間に涙が出てきた。一人なので好きなだけ泣いてやろうと思っていたらあっさりとまってしまった。自分でも謎である。人間関係やSNSで連絡がなかなか来ないなど悩みの種は現代的である。でも携帯電話がなかったらなかったで別の悩みの種が生まれていたんだろうなと思うと携帯電話のあるなしはあまり関係がないと思える。恵まれている中でも悩みの種はどうしても植え付けられるものであり、よく世界にはもっと大変な人が・・・という話がある。それは確かにそうだ。今日食べるものもない、明日目を覚ますかどうかもわからない、衣食住がそろっていない・・・あげればきりがないし解決することは重要と理解している。しかし自分が思うのは比較したからといって双方の課題は何も解決しないということだ。自分は恵まれた環境にいる。衣食住もあるし、十分な教育も受けさせてもらえている、でも悩みが何一つない完全体ではない。不完全体である。どうも完全が一番だという考えはあるが何もかも完全なものが本当に存在するのかは怪しい。AⅠは今や様々な分野で人のサポートをしてくれているが彼らが自我を持って行動するとしたら人の指示を完全に受け入れるだろうか?プログラム上はそうなっていたとしても何が起こるかわからないものだ。そう思うとこの世の中に100%の完全体はいないと思う。

 自分は今日も楽しい気分になったり悲しみに暮れて涙を流し怒りを覚え喜びを感じながら生きている。何度も人生をやめたいと思った。全くそう思わなくなる時期もあるがどこかでやめてしまいたいと思う時が来る。それでもなんとか生きてこられたのは楽しみがあったから。楽しみなくして生きてはいけない。

自分は自分。自分らしさを大切に。協調性も持ちつつ個性を大切にしよう。

 さて、気持ちも落ち着いてきたので課題に取り組もうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 疲れたらいつでも愚痴言ってくれてもええんやで(関西人風)。えーと、皐妃さん。自分なりのストレス解消大事にしてくださいね。無理はダメよ(謎の口調)。 あくまで一例ですが、ノートに内面のことを文…
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