表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/81

囚われのお姫様救出?

よろしくお願いします。

さっきの虫攻撃のおかげでコイツが主犯確定だ!


「何をされとも口を割らんぞ」


サリタウルスの言う通り、何をしたら口を割るのか分からない。


その時、僕の視界にサリタウルスが吸収しきれなかった牛の魔物が映った。


「そうだな、料理でもしよう」


ポチとカイに牛の魔物を持って来させて、身動きのできないサリタウルスの前で解体を始める。


この程度ではサリタウルスは動じることはない。


その後、丁寧に下処理して、ステーキ、煮込み、唐揚げなどに仕上げてみんな(女性陣含む)に配って食べた。


この頃からサリタウルスが挙動不審になってきた。


「まだ物足りないな」


そう言ってサリタウルスを見る。


今まで虫を使って獲物を見つけ捕食させてきたサリタウルスが自らが捕食される立場になる。


それも、その行程をさまざまと見せつけられている。


僕はあえてオーガソードではなく、解体用ナイフを取り出してサリタウルスに近寄った。


「まて、何をする気だ!我を食っても旨くはないぞっ」


どうやら効果はありそうだ。


「食べてみないと分からないよね〜。まだ物足りないんだよね〜、余ったら捨てるなり、あっ、燻製にすればいいのか…!服が邪魔だな〜!」


そう言うと、僕はサリタウルスの着ているものを解体用ナイフで切り裂いていく。


「まて、何が望みだ!」


「望みなんてないな〜、腹減ったなぁ〜。ルビーの解術の為に女性陣が魔力使い過ぎて腹減ってるから、肉が欲しいな〜」


そう言うとサリタウルスの顔が更に青ざめる!


「分かった!解術するから待て!」


サリタウルスさんは滝のように冷や汗を流しています。


「いやぁ〜、いらないなぁ〜、時間かければ解術は出来るしなぁ〜!そういえば肉は叩くと柔らかくなるんだっけ、ポチ〜」


解体用の肉切り包丁(刃渡り1メートルくらい)を携えてポチがやってきた。


「なんですか?リューイ様」


「なんか、コイツの肉硬そうだから、そいつ(肉切り包丁)で叩いて柔らかくしといてくんない?あっ、刃は使うなよ」


そう言ってポチにサリタウルスを任せて女性陣の元へ向かう。


残ったポチはサリタウルスに向けて、清々しい笑顔を向けながらボコっている。



「解術の方はどうだ?」


僕が尋ねるとティーナが、


「難しいですね、深層意識で呪文が組まれています。かなりの時間がかかりますが、ルビーさんの体力も心配ですね。長い間操られていたせいか、精神よりも体力が落ちてます」


ルビーをよく見ると、ティーナよりふた回りくらい小さい。


頬はこけて、腕や足も細くなっている。よほど長い間操られていたのだろう。


「引き続き解術を頼む、ゆっくりでいいから。もしかしたらサリタウルスに解いてもらえるかもしれないしね」


女性陣がキョトンとしているが、僕はサリタウルスの方へ向かった。




「ポチ、どんな具合だ?」


サリタウルスさんはのびている。


その横で白い歯を輝かせながらポチが、


「良い感じにほぐしておきました。煮るなり焼くなり好きにできます」


のびているサリタウルスさんは、ある意味恍惚の表情を浮かべている。


「じゃあ削ぐか!」


サリタウルスさんがピクリと反応した。僕達はナイフを取り出して近づく。


「なっ、何をするつもりだ…」


僕達は無視してサリタウルスの毛を刈り出した。


丸裸のサリタウルス、囲むナイフを持った僕達。サリタウルスは怯えている。


「サリタウルス、お酒は好きかな?」


サリタウルスは怯えながら頷く。


「じゃあ、たっぷり飲ませてあげよう」


サリタウルスにはGの脅威と恐怖を味あわせてもらった。


その何万分の一でもお返ししないと気が済まない。


コビンとルビーの件もある!


サリタウルスさんを立たせて、ルビーを封印していた柱に縛り付ける。


「いいかい、肉は酒に漬けると柔らかくなるんだ。まずは内側からだな」


そう言うと、僕は四次元ポーチからジョウゴを取り出して先端をサリタウルスの口に突っ込んだ。


ポチがロープで固定する。


サリタウルスごと柱に固定したので自力では外せない。これに酒を注いでいく。


ある意味拷問だ。


しかし、僕らが味わったGの恐怖に比べたら優しいものだ、サリタウルスにとっては知らないが!


「待て、何を、ガフッ、ガバババッ…ッ」


強制的に飲まされている酒で喋れないし、息も難しい。


その横で僕らはサリタウルスの調理法を話し合う。


「やはり、焼きですかねぇ〜。ケツから串に刺して丸焼きにするのはどうですかねぇ」


ポチの意見にドルクが口を挟む。


「やっぱ煮込みだろう、ドワーフの郷土料理に生きたままの猪を熱湯に入れて煮込むのがあるんだ。あれはスジ肉まで柔らかくなって美味いんだよ!」


そこに僕が口を挟む。


「それもいいけど、僕の国では蟹を酒に漬けて、溺れさせてそのまま煮込む料理があるんだ。それはもう新鮮で、肉はとろけるようになるし、舌触りがいい!何より甘くて美味しいくなる」


三人が揃ってサリタウルスを見る。


口からはヨダレが垂れている。


サリタウルスは顔面蒼白だ。


「ガフッ、待てっ、ガッ、待ってッ、ブハッ、何でもっ、ゲファッ、なっ…」


そこに、会話に加わって無かったコビンがサリタウルスにそっと囁く。


「人にものを頼むときは先に誠意を見せないといけませんよ、それ次第では取り合って下さるかもしれまんが…」



そう言うコビンを僕が叱る。


「何を勝手な事を言っている、コビン!俺達はそいつを食いたいんだよ!恐怖もまた肉を弛緩させて柔らかくするのに、安心させてどうする!」


僕が叱るとコビンは恐縮する。


サリタウルスさんは更に顔を白くし、身体が震えている…。


三人がナイフを持ってサリタウルスさんににじり寄ると、サリタウルスさんから白い光が輝いた。その光はルビーに飛んでいく。


「ガフッ、娘のッ、バッ、解いたッ、何でもっ、むしろ一思いに、ブハッ…ッ」


僕はサリタウルスに取り付けたジョウゴを取り出外す。


口が自由になったサリタウルスはむせながら呼吸を整えている。


コビンがルビーの元に戻って確認、OKサインを出す。


無事、ルビーは助け出された…。



「さて、確認しよう。焼かれるのと、煮られるのと、酒漬けにされるのと、どれを選ぶ?俺としては酒漬けをお勧めするのだが…」


サリタウルスにとっては、解術したのにまさかの三択!


それも淡々と選択を迫ってくる。生きた心地はしないだろう。


「頼む、助けてくれ!せめて普通に殺してくれっ!」


自分から殺してくれって言い出しちゃいました!


やべっ、これじゃあ食べるしか選択肢がないじゃん!


そこにコビンが助け船を出す。


マジ、コビン優秀です!誰かに見習って欲しい…。


「リューイ様、わたくしの責任です。わたくしが要らぬ話を持ちかけたばかりに…。あと一歩で解術が出来たというのに、コヤツに先を越されました。このような屈辱、死を持って償います」


そう言うとコビンはナイフで首を搔き切ろうとします。


サリタウルスは目を回しています!


「待て、おまえを失うのは惜しい。それにおまえが死んでも筋ばっかりで食えないからな!ここまで仕込んでおいて、サリタウルスを食えないのは残念だが、後はコビンに任せる」


そう言って僕達はその場を離れてルビーの元に向かう。


残されたサリタウルスは泡を吹いて気絶していた。


やりすぎたところもあるが、僕達の受けたGの恐怖に比べたら優しいものだろう…。


読んで頂きありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ