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あら、コビンさんお久しぶり…?

よろしくお願いします。



気がつくと石畳みの上にいた……。


さっきまでのジャングルはどこにもない。


目の前には大きな石の柱があり、赤いものが埋まっている。


その前で誰かが戦っていた。


「コビンか!」


そう、コビンがいた…。



ジャングルの言い知れない虫達にも、ティーナ達の魔法にも服の乱れひとつなかったコビンが傷だらけで戦っていた…。



相手も傷を負っているが、明らかにコビンの動きが鈍い!


「コビン、大丈夫か⁉︎」


コビンは相手との距離を置いてこちらを見た。


武器のナイフはボロボロになって、満身創痍なのは見れば分かる。


「リューイ様、無様なものをお見せして申し訳ありません」


またコビンが相手に突進するが、相手に弾かれてナイフが折れ、コビンも吹き飛んだ!


動きに精彩がない…。



慌てて僕はコビンのもとに駆け寄り、抱き抱えた。


「どう言う事だ?」


コビンが答える。


「石柱に私の恩人の娘様が封じ込められています。

それを助け出そうとすると、魔物が湧いてきました。

アレを倒せば最後なのですが、修行が足りませんでした」


よく見ると、周りに魔物が倒れている。


それも半端ない数だ。


コビン一人でこれをやったと思うと驚きです!やっぱ最強じゃね?


「ちょっと休め、僕達が引き受ける」


そう言ってコビンに新しいナイフを渡し、魔物に向き合った。


相手は牛の魔物、それも身体は人のそれに似ている。


いわゆるミノタウルスタイプだ!鎧を着て、盾と剣を持ち構えている。


「リューイ様、私の恩人の娘であるルビー様が捕らわれています。

私がこの場を抑えますので、どうかルビー様をお救いください。私の魔力では助け出せません、どうかお力をお貸しください」


コビンは柱を指差した。


そこには女の子が、まさに赤い宝石のように柱に埋まり輝いていた、あれがルビーなのだろう。


コビンは新しいナイフを構えて魔物に向かおうとしていた…。



「コビンは退がれ、ティーナ達はあの娘の救出を頼む。ポチ、カイ、ドルクは僕に続け!」


そう言うとミノタウルスもどきに四人で突進する。



ミノタウルスもどきは盾と剣を使って僕達をいなそうとするが、僕達は四方に分かれて死角からネチネチと攻撃する。


先程まではコビンに対し、体格差で攻撃していたミノタウルスもどきだった…。


しかし、僕とドルクが攻撃を受け止めている間にポチとカイがネチネチと背後を叩くため、さすがに力尽きた…。




「おのれ…、このままで済むと思うなよ…」


そう言うとミノタウルスもどきから光が見え、周りの死に絶えた魔物が集まってきた。


いわゆる合体か?


「ふわっはっはぁっ!我が名はサリタウルス。魔王の眷属の一柱よ。

よくも我が依り代を倒してくれたな、一人も生かして帰さぬぞ」


ラッキーです!いきなり重要情報ゲットです。



魔王が居て、自分がこの現場を作った関係者とサリタウルスさんが教えてくださいました。


ありきたりな話に、オタクでラノベ読んでいて良かったです!



「きさま、もしやルビーなる少女も利用していたということか?」


ここは情報収集に努めましょう!


「フッフッフッ、その通りだ。

あやつは魔力が強いのでな、利用させてもらっておる。

しかし、今は我がしもべよ!

それと、覚えておくが良い。我を倒せばあやつも死ぬぞ!

そのように術をかけておるからな、きさまらは我に手を出すことも出来ず生き絶えるのだ」



「くっ、卑怯なっ!」


僕は唸りました。


読んで頂きありがとうございます!

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