アイツとの戦い?
よろしくお願いします。
僕達は武器を構えて震える足を前に出す…。
僕達が身構えると、G達が僕らを敵と認識して襲って来た…。
一斉に樹の幹を降り、地面をカサカサ這って、黒い波が近づいて来る…。
地面を黒で塗り潰しながら迫って来る姿は気持ち悪い…、僕達の背中に悪寒が走る…!
「いゃぁ〜、来ないで〜、ふぁいあぁぱれっとぉ〜!」
ティーナに続き、女性陣が魔法を盛大に放っている。
しかし、全てを魔法で対処できるわけがないので、漏らしたGは男性陣が足で踏み潰す。
すでに鳥肌が全身に渡っています。
そんな中、ついにG達の動きに変化が現れた。
恐れていた、そう、ついにアレを出したのだ!
G達は地面から、樹の幹から、あらゆる場所から「飛び立った」のだ!
その羽音は鋭くキモい。
その動きは素早くキモい。
一直線に獲物に向かう姿は、見ていてキモい!
Gが飛び出してからは防戦一方だ。ヤツらはとにかく早い!
その上シールドを展開しても、何故かすり抜けて来る。
「リューイ様、このままでは突破されます!」
そう、このままでは突破される。
そうしたら僕達はGに蹂躙されてしまう!
それだけは避けなくてはいけない…。
「みんな集まれ、死角を減らすんだ!」
みんなが僕の元に集まる。
一番後方で魔法を放ちながら全方位を警戒していたティーナが、最後に合流しようとした矢先、G達の体液に足を取られて滑った。
なんとか体制を整えたティーナの鼻先にヤツがとまった……。
「いゃぁぁぁぁぁ〜!」
ティーナの絶叫が森を走る…。
当の本人は白目をむいている…。
僕が走り寄ろうとすると、ティーナから光が溢れた!
「許さない、許さないっ、許さないぃぃっ…!」
Gによる恐怖によりティーナがキレた!
背中から翼を広げ、額に一本のツノが生えている。
懐かしいシッポも垣間見える。
これはもしかして…。
「竜化…?」
ティーナは翼を広げ羽ばたくと、大木の天辺近くまで上がって睨みつける。
「…天翔ける竜の力をここに、昇天滅煌浄化!」
ティーナが呪文を唱えると、差し出した手からまばゆい光が大木に降り注ぐ!
大木に取り付いているGに光が注がれて行く…。
いや? 光のような霧?
光の霧に触れたGが、次々と蒸発していく。
痕跡を残すことなく消えていくのだ!ある意味恐ろしい力だろう。
けど、なぜか殺虫剤を思い出す……。
僕らの周りにもGがいる為、光の霧が降り注ぐ範囲内なのだ、急いで逃げ出す!
ポチさんが逃げきれずに頭部に光の霧がかすめた!
きれいに額から後頭部にかけて髪の毛が溶かされている。
アフロの頭部が溶かされ、その上ハゲ、今まさにザビエルさんが誕生した!
遠巻きにポチを見ながら、ザビエルさんに改名しようかと思っていた…。
しばらくすると、大木全体に光の霧を放ったティーナが満足したのか、ゆっくりと高度を下げて来ている。
よく見ると…。
「マズい、意識がない!」
すでに光の霧は、霧散している…。
僕はティーナの落ちて来る方向へと駆け出し、飛び上がってティーナを抱きしめた。
「あれ? リューイ様?」
ティーナは自分がした事を覚えてない様子だった。
「ティーナ、G相手に力を使い過ぎたようだね。少し休むといい」
ティーナの光の霧魔法? により、G達は殲滅された。
しかし、ティーナも精神力を使い果たした…。
大木はGのみを駆逐して、他には被害を受けた様子はない。
僕達も、ポチの頭頂部以外には被害が出ていない。
「そうですか、少し眠いです。このまま少しだけ休ませていただきます…。」
そう言ってティーナは目を閉じた。幾万とも言えぬG達を殲滅して…。
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