迷塔? 糖? お菓子じゃないよね?
休みが終わった方、みんなが休みの時にも働いている方、お疲れ様でした。
正月とは気が抜けないものですね…。仕事が多いです。
塔の入り口を開けて中に入った。
窓もないのに以外と明るい。
どうやら特殊な力が働いていて、ナビさんのマップ機能は効かないようだ。
マッピングは使えるので、注意深く進む事にする。
「一階部分は調査済みなので二階に進みましょう」
カイが進言する。
僕が承諾すると、二階に続く階段まで進む。
「ここからは未調査なので注意してください」
僕らは慎重に進んでいく。
しかし、すぐに魔物が押し寄せて来て、対応に追われる。
「ドルクとポチは盾で押し返せ、エルーサとライアで後方を攻撃、敵を分断しろ」
グールの集団が現れ、ポチ達が押し返す。
エルーサ達が弓と魔法で数を減らす。
カイが盾の隙間から槍で敵を突く!即席のパーティとは思えない連携だ。
盾役とグール達との間に隙間が出来た。
コビンさんが滑り込む。
コビンさんは裸足にナイフを握り、ブレイク踊りを始めた。
まるで小さなハリケーンのようにグールを切り裂き、吹き飛ばし進んでいく。
もしかしてこの中で一番強い?
三階に続く階段を見つけた。
進んだ先にはグールとグーウルフだ。
徐々に魔物が強くなっている。
三階を過ぎ、四階に進む、四階は一本道だった。
と、思ったのだが中央で十字路になっていた。
罠らしいものも見当たらないので、真っ直ぐ先に進む。
ダメなら引き返せばいい。
ポチが先頭で十字路を抜け、ティーナが最後方で入ろうとした瞬間、十字路の四方が壁に閉ざされた。
「リューイさまあぁ!」
「ご主人!」
四方を壁に囲まれ、次いで床が抜けた。ご丁寧に上から水が流れ込んでくる。
「お約束かあああぁ〜!」
僕らは叫びながら穴の底に落ちていった…。
壁が開き、ポチとティーナが合流する。地面を掘ろうとするがビクともしない。
「仕方ないですね、下に戻って探しましょう」
そうティーナが言うと、四方から複数の足音が聞こえた。重量感がある魔物の足音だ。
「簡単にいきそうにないですね」
残された者にも試練が用意されていた…。
「リューイさまあぁ!」
ティーナの叫び声が聞こえるた。
ポチの声も聞こえた気がしたような?
どうやら深く落ちたようだ。水で押し出された為、かなりのスピードだった。
「みんな無事か!」
なんとか無事らしい仲間たちから声が聞こえる。
「ありゃ滑り台か?途中からやけに親切だったな」
ドルクが言うと、エリーサさんが
「まるでここに誘き寄せられているみたいだね、この先何があるやら」
ライアさんもうなづいているようだ。
コビンとカイが話している。
「なんかヤバいな、あの光の先に何かいる…」
とりあえず、落ちた全員は無事だった。
しかし、僕は胸騒ぎがする。
どうこう思っても先に進むしかない、光が見える方に進む。
僕の心は落ち着かない。
「リューイ様!不味いです、ライトシェルの群れです!」
ライトシェル、話しには聞いていた。
姿形は地球のホタルに似ている。
しかし、その集団性と凶暴さから災害級と呼ばれている。
尾から光属性の魔法を放ち、口からは溶解性の粘液を放つ。
空を飛び、アゴは何者をも粉砕する。
サイズも人並み、それが群れで向かってくる。街などは一飲みだ!
そう、ライトシェルは一体でもやっかいだ、今、集団で襲って来ている。
しかし、僕の中ではライトシェルより大きな不安が膨れ上がっている。
「二人きりだと?まさか…、あいつ、そんな…。いや、前科もある…。」
ぶつぶつ呟く僕にカイが話し掛けるが、僕はうわの空だ。
「不味い、リューイ様の調子が悪いらしい。全員、防御態勢!」
入り口付近にドルクが仁王立ちして盾役を務める。
カイとコビンが僕の両脇に立ち、その後ろからエリーサとライアが遠距離攻撃でライトシェルの接近を防ぐ。
しかし、数が多すぎて防ぎきれない。
そんな中でも僕はぶつぶつうわの空だ…。
読んで頂きありがとうございます。




