ティーナとついに、初めての…?
リューイとティーナが…、これが良いのか悪いのか、後はお楽しみですね!
「リューイ様、起きてますか?」
青い顔をしたティーナが部屋を覗いた。
「どうしたんだい、こんな夜更けに…」
そう言うと、ティーナは言いづらそうに、
「今日だけで構いません。部屋の片隅に、リューイ様と一緒に寝かせて頂けないでしょうか?」
何か理由があるのだろう、ティーナがワガママ(ワガママの内にも入らないが)を言うのは珍しい。僕は、
「いいよ、僕が床で寝るから、このベッドをティーナが使うといい」
そう言って僕がベッドから起き上がると、
「やはりいいです、すいませんでした」
そう言って立ち去ろうとするティーナの腕を掴んだ。
「何か理由があるんだよね、聞いてもいいかい?」
そう言うと、ティーナをベッドに座らせ、僕も横に座った。落ち着くと、ティーナは少しづつ話を始めた。
「部屋に入って休もうとしたら、声が聞こえてきたのです。それは、私に何かをするのでは無く、何かを恨むのでも無く、ただ「痛い、苦しい、助けて!」と、いっぱい集まってくるのです。何をすれば良いのか問いかけても、苦しむだけなのです。同胞の魂が苦しんでいるのを私は何も出来ずにいました。辛くて、ついリューイ様にすがってしまいました。ごめんなさい…」
そう言ってティーナは立ち去ろうとした。
僕はティーナを捕まえて、強く抱きしめた。
「リュー、イ、様?」
ティーナは優しい、誰よりも僕を思ってくれる。そして僕を守ろうとしてくれる。けど、15歳の女の子なのだ。
怖くないはずがない、不安がないはずがない、それでも僕について来てくれた。覚悟が無かったのは僕だ。種族がなんだ、竜人族の掟がなんだ!目の前の少女の、真っ直ぐな想いに答えられなかった。
そう、僕が一番覚悟が無かったんだ!
「ティーナ、聞いて欲しい。不安がらせてすまない。僕はティーナが好きだ。僕はティーナを愛している」
僕はティーナのおでこにキスをした。なぜか最初にそうしなきゃいけない気がした。
「あぁ、リューイ様…」
ティーナは嬉しそうに涙を流した。
「あぁ、私もです。えぇ、私もリューイ様を愛しています。そんな言葉、聞けるなんて…、」
僕はティーナの唇にキスをした。ティーナもそれに答えてくれた。そして強く抱きしめた。
その夜、僕らは結ばれた…。
翌朝、僕は目が覚めた。ティーナは良く眠っている、二人とも裸で抱き合っていた。
そう、家族を無くした僕に家族ができた。今度こそ、僕が守ろう!
ティーナを起こさないようにして部屋を後にする。外に出るときれいな朝焼けが見えた。
振り返るとティーナがシーツを纏い立っていた。僕はティーナに近づいて抱きしめた…。
それはそれ、これはコレ、お米モドキの大収穫です!迷いの取れた僕とティーナは全身全霊、全力でお米モドキを収穫していきます、通常の三倍です、ドン!
見える範囲をあらかた片付け、脱穀作業し異次元ポーチに収納しました。
「さて、とりあえずここでの作業は終了だな」
僕らはおにぎりを食べながら話しをしました。
あの夜以来、ティーナはなぜか同胞の声を聞か無くなったと言います。えっ、僕ら?毎晩一緒に寝てますよ!
「では、つぎは遺跡の調査ですね」
そう、ティーナのおじいさんの手記にもあった遺跡だ。
竜の里に来る途中に森の中に見えていた。まずは竜の里に向かう事にしたので後回しにしたのだ。
「明日には出発しよう」
そう言うと僕らは竜の里に戻っていった。
翌日、遺跡の調査の前に城に訪れた。
玉座を前にし、
「この地に住む魂に安らぎが得られますように…」と魂が安らかになるよう祈った。
すると、どこから声が聞こえた。
「そなたらの旅路に幸多からん事を祈ります…」
そして、僕達は竜の里を後にした。
「昨夜はずいぶんとお楽しみでしたね!」
ティーナが家を出る時にそう聞こえたそうですよ。




