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お米モドキと今後の方針?

ようやく目的地が近そうです。

読んでいただきありがとうございます。


「うっ…。」


僕は目を覚ました。目の前にティーナの顔が見える。


「お目覚めですか?」


ティーナは優しく微笑んだ。僕はどのくらい寝てたんだろう。もう日が傾きつつあった。


「ごめんね、ティーナ。少し疲れてたかも知れない」


まさか、四徹してました!とは言えない。決して言えない、その動機も!


そう言うと僕は起き上がり、まわりを見渡した。そして僕は愕然とした!


「今日はもう早く休みましょう、まだ疲れは取れていないでしょうから」


ティーナは僕の様子を見て、まだ疲れが残っているのだと感じたのだろう。しかし、僕は逆に疲れが吹っ飛んだ!


「ティーナ、見てごらんよ。一面の稲畑だ!」


そう、見渡す限りの稲畑だ。一つの稲穂が僕の身長ほどある。そりゃ日本の米の10倍サイズというもの頷ける。


「良かったです、ついに辿り着いたのですね!」


僕とティーナは半刻ほど、手を繋いで喜びに満ちて、我を忘れて踊り続けた!


ようやくたどり着いたのだ。G達に追われ、ヒュドラと戦い、ダンジョンを彷徨って、ティーナの誘惑?に耐え忍び、ようやくたどり着いたのだ!大事な事だから二度言いました。


「いわゆるジャポニカ米の変異種でしょう。実は安全ですが、茎と根には若干の毒があります。自衛の為でしょう、茎と根が残っていれば何度でも実を結びます」とナビさんが教えてくれた。


まぁ、鳥に啄ばまれるくらいなら実を他のところに運んでくれる。しかし、魔物に食べ尽くされたらまずいので、自衛の為に毒を持つようになったのだろう。

そんな話は地球でも聞いた事がある。それにしても茎と根さえあれば再生産可能とは、便利だ!


とりあえず、ティーナと手分けして稲穂の実をもいだ。5キロくらいだろうか?


稲畑を離れて、良さそうなところにテントを張る。外でも中でも一緒だと悟りました!


そして脱穀です。一つのサイズがアーモンドと同じです。僕は板を二枚用意して、お米モドキ達を間に挟み、グリグリします。殻は少し硬いので、簡単に二つに割れて中から真っ白なお米モドキが顔を出します。それを何回か繰り返して今晩と明日の朝の分を確保しました。


「さて、食事をつくろう。今日は雑炊だ!」


すいません、僕が寝てたばかりに、作業を終えたら日がとっぷり暮れてました。米を炊く時間(研究しないと!)がありません。白米様は明日のお楽しみです。


スープにお米モドキを浸し火にかけます。お米モドキは乾燥させてないからすぐ調理できます。続いて根菜と一口サイズにした肉を入れます。今日は塩のみで味付けです、素材の味を楽しみたいと思います。


「美味しいです!塩味の中に甘さがあります。お米モドキも柔らかくて美味しいです」


ティーナも絶賛だ!


僕も一口食べる。お米モドキはお椀の中では他の具材と近いサイズなので雑炊には見えないが…、味はお米だ、食感も!


お米モドキは1.2倍ほどに膨らんでいた。これで水の量も想像がつく。明日が楽しみだ!


食事を終え、片付けして、テントで休んだ。習うより慣れろ!悶々とはしたが、僕はゆっくり休んだ。


翌朝、ティーナは川に水浴びに、僕は朝食をつくります。圧力鍋に普通の鍋、フライパンを取り出します。


圧力鍋にお米モドキを入れ、水少なめで火にかけます。普通の鍋には味噌汁を、フライパンで魚を焼きます。


今日は特別にテーブルセットを使います。


シュチュエーションが大事です。ティーナにはスプーンとフォークを、僕は箸を用意します(ちなみにティーナは何度も箸にチャレンジしましたが、習得できませんでした)。


ティーナが水浴びから帰ってきました。今日も綺麗です、かわいいです、僕はチキンです…。


味噌汁と焼き魚はテーブルの上、僕は圧力鍋に向かいます。


先程ピーしたので、今は蒸らしています。蓋を開けて中を確認、一粒取り出し口に入れました。蒼天に向けてガッツポーズです、我が人生に悔い無しです。


圧力鍋をテーブルに持って行き、お椀によそいます。


いただきますして食べました。

なぜか目から水がこぼれます。雑炊とは違うのだよ白米はっ!


「これは美味しいですね。昨日の雑炊とはまた違う、とても甘みがあります」


ティーナも絶賛だ。そうだろう、そうだろうとも、その為だけにここに来たのだ!

感動の食事を終えました。しかし、感動は続きます、お米モドキがある限り!


片付けした後、ティーナとヨモギ茶モドキを飲みながら作戦会議です。


「これからの事だが、やる事が三つある」


①お米モドキの収穫、最優先事項だ。刈り尽くしてもまた生えてくる、根こそぎ収穫だ!


②竜の里の調査、先に里に入って拠点を作るか?そしてヤツを刈り尽くす!



③来る途中、左手に遺跡が見えた。おじいさんの手記にもあったヤツだ!


迷宮ダンジョンの調査は帰りに考えます。


痛い目にあったので、良い方法を考えないと!


ティーナには②→③→①の順で説明する。いいカッコしいなんですよ僕は!


「まずは竜の里に調査用(ホントは収穫用)の拠点をつくりたいと思う、ティーナはどうだろう?」


「はい、私もそれがいいと思います」

ティーナも僕の意見に賛成した。僕らは準備を整えて、竜の里へ向かった。



よろしくお願い致します!

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