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Letter4
手が震える。
読みづらいね、ごめん。
この前あたしがキレイな字で書けって言ったばかりなのにね。
面と向かってだとどうしても訊けないので手紙にします。
シンが紹介してくれた文官さんに、ほら、字を習っている時にね、聞いたの。
あたしは今まできみが特別なんだと思っていた。特別な才能があって選ばれて、だからこそ勇者になっているんだと。まあ、本人の承諾もなしに勝手に召喚んだのと、勇者って役目を無理矢理押し付けているのは許せないけど。
でも、違うんだってね。きみはこの世界に来た時はただの子供で、訓練に訓練を重ねて強くなった。
異世界人でさえあれば魔物に対抗出来るんでしょ?
てことはよ。てことはつまり────あたし……でも可能ってこと?
きみの帰りをただ待っているだけじゃなくて、無力な自分に歯噛みをしているだけじゃなくて、あたしにもきみの手助けが出来るかもしれないって──そういうことなのかな。
答えて。シン。
さくら
◆◆◆Re:
絶対にダメだ。
バカなことを考えるな。
あんたは俺が帰す。
シン




