用語集:第2章 食料品販売店編
<松竹梅の品ぞろえ>
同系列の商品を品質や価格に応じて3段階用意すること。
作中ではオリーブオイルのブレンド割合で、最高級品・中級品・普及品の3つを用意した。
スーパーマーケットに目を向けると、結構活用されているのがわかる。
たとえばバナナ。
松:甘○王:258円
竹:スウィー○ィオ:198円
梅:フィリピン産の一般的なもの:100円
などなど。
ここでのコツは一番売りたいものを「竹」に据えること。
「松」のおかげで割安感が演出される。
そして最も利益の稼げる「松」を買う人もいる。
「梅」だけ売っていた時と比べると粗利額はかなりの向上を期待できる。
ただし「松」や「竹」がどれだけ美味しいのか。
試食販売やPOPの工夫などによる動機づけは必要。
<ブルーオーシャン、レッドオーシャン>
競合のいない領域:ブルーオーシャン
競合が多くて血みどろの戦いが繰り広げられている領域:レッドオーシャン
小麦や穀物などどこでも売っている商品を扱う店:レッドオーシャン
↓ 幸助の改善により移行
他にはないオリーブオイルを売っている店:ブルーオーシャン
普通の店に「無くてもいいけれど、あると幸せになれる商品」が加わることで特徴のある店になった。
今回は商品にスポットを当てたが、他にも下記のような差別化もある。
・店主の性格(なぜか話をすると悩みが解決する)
・イベントが多い(エンターテイメント性)
・共感(環境に配慮した姿勢など)
大手が競合の場合、価格競争では敵わない。
価格以外の特徴が出せると良い。
<善意の害悪>
困ったときは他人に相談するに限る。
ただし回答をそのまま鵜呑みにしないように、という話。
人それぞれ生まれ育った環境、年代、そして性格はバラバラである。
そのため「常識」も人それぞれである。
成功した経営者だって、夢をかなえるには「明確な目標と期日を設定せよ」という人がいる反面「特に期日は設けてない。気づいたらそうなってた」という人もいる。
自分に合う、合わないがあるのだ。
だから言葉をもらったらいちど自分の中で咀嚼し、取捨選択または応用する必要がある。
<その他>
・ggrks:ネットで検索して調べましょう
・在庫回転日数:在庫量÷1日当たり売れる量。商材や会社方針により基準は異なる
・脳みそに汗をかく:頭脳労働をする
・返報性の法則:○○してくれたからお返ししなきゃ、という心理。試食販売もこれを活用。