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かいぜん! ラボ  作者: 秦本幸弥
かいぜん!用語集
10/13

用語集:第7章 王都魔道具店編

<アンカリング>

アンカリングという言葉自体は、様々な場面で使われている。

最初に体験したことがアンカー(船の錨)のように思考の範囲を制限することから生まれた言葉。


本章では、価格の基準が全くない新製品に出会ったとき、最初に見た価格がそれ以降の判断をする場合の基準として使われる、という意味で使用。


普通サイズの冷却庫が金貨五枚に対し、小型ならば金貨二枚。

金貨二枚でも十分に高いが、比較すると安く感じる。

購入を検討する際に「割安だから」という判断に縛られるのだ。


詳細はダン・アリエリー著「予想どおりに不合理」を参照。



<言われなきゃできないの?>

この言葉に対する返答は、「何で言われなくてもできるような環境を用意してあげなかったの?」だ。


指示待ち人間が増えたと感じているならば、その人たちでもちゃんと仕事がこなせるよう環境を整備してあげるのも、上に立つ人の役割。


詳細は石田淳氏の「行動科学」関連の著書を参照。



<ブランディング>

企業や製品または人について、顧客にとっての価値を高めていくこと。

ブランド価値が高くなれば、同じカテゴリの競合他社に対し優位に立つことができる。


幸助は貴族であるアヴィーラ家の紋章を製品に導入することで、アヴィーラ産の魔道具は「高品質」「最先端」「安全」といったイメージを高めようとした。



<体験を売る>

顧客は商品そのものではなく、商品を買ったことにより得られる体験を買っている。

もちろんその度合いは商品によりけりだが、第5章で説明した「ウォンツ」の高い商品の場合、この傾向が強い。


「炊事をする」というニーズに対しては、薪の窯があればそれでよい。

だから魔道コンロは絶対に必要な商品という訳ではない。


だが、コンロがあればメンテナンスが楽など、炊事が便利になる。

冷却庫があれば夏でも涼しい思いができる。

その体験を客は買っているのだ。


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