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別れた彼女  作者: 祐
1/1

別れ

10月の終わり。


今日、彼女に別れようと伝えた。


思えば早くからこうするべきだと思っていた。


ただ、それが出来なかったのは自分自身の弱さからか、面倒を嫌う性格のせいか…。


そんな事を思いながら、無言のままの彼女からの返事を待っていた。


わかった、別れよう。…でも、この部屋には住み続けるから。


…ん?


………んんん??


理解するのに時間がかかってしまった。


いや、未だに理解は出来ていないが。


彼女は付き合いだしてまもなく、俺の部屋に転がり込んだ。


まあ、俺自身もどうせ一人暮らしだし、無駄に広い部屋に住んでたし、まあ、いいかくらいにしか考えていなかったが。


こんな時になって、とてつもなく面倒な展開が待っていたとは…。

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