74/82
そんな彼らの会話劇Ⅲ
「やってみるもんだろ?」
「そうだな。毛嫌いしていた俺が馬鹿みたいだ」
「今となってはお前の方が熱中してるもんなー……」
「いやいや、お前も相当だぞ」
「えぇー? そうっすかー?」
「自覚がないのが一番厄介だ」
「ふーん……思ったんだけどさ、別々に使いたくない?」
「別々に?」
「そう! これを分けて……というか同じのもう一個!」
「そのまま?」
「ザッツライト!」
「まぁ……それなら負担も少ないし……。俺も個人的にやってみたいことあるしな」
「よっしゃ! んじゃんじゃ、出来たら対戦とかしような!」
「おう! 望むところだ!」
「楽しみー!」
「……これは確かに恐ろしいな」
 




