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そんな彼と彼女の会話劇

「なんか最近、フルダイブシステム、ってのが流行ってるらしいね」

「やっと出来たか! 何光年待ったことか……」

「うん、めっちゃ待ったんだな、ってことは伝わった。間違ってるけどね」

「早速、買いに行こう!」

「?」

「いや、だからそのフルダイブシステム製品を……」

「何か勘違いしてるみたいだねー」

「え、あ……そういうこと……ですか」

「うん」

「はぁぁぁぁああ……なんだよぉ……がっかりだよぉ~……。ってか、何でこっちより先に出来るんだよ!」

「あ、でも、どこかで完成したみたいなことを聞いたよ。だいぶ前に」

「マジで!? それって、こっちだよね!? それより、その情報を報告してくれていなかったことにショックを受けています!」

「だって、絶対危険だし……」

「じゃあ何で、今になって教えてくれたんだい?」

「うーんと、色々な論議があったらしくて、ここが無になってしまう危険性が高いから、システムの実用を禁じてるって。だから、もういいかなってさ」

「えぇ~」

「残念だね」

「くっそ……ぽっと出のくせに偉そうにしやがって……!」

「いや、向こうの方が上かもしれないよ? 今まで知らなかっただけだし」

「んー……んー……煩わしい!」

「変な気は起こさないでね」

「……」

「ちょっと!」

「へいへーい」

「不安しかない……」

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