第63話『翔太、デートスクープで学校に波紋!クラスメイトの反応』
月曜日の朝、翔太は胸に手を当てながら登校していた。
先日の夏海とのデートスクープがSNSや週刊誌で広まり、学校中の視線が自分に集まることを予想していた。
(…やっぱり、みんな知ってるんだろうな…)
制服ブレザーにブラを着け、胸の丸みを意識しながら歩く。
背筋を伸ばし、深呼吸して教室のドアを開けた瞬間、クラス中のざわめきが響いた。
「翔太くん…あの写真、本当に翔太くんなの?」
女子の一人が小声で囁く。
男子もスマホをちらちら見ながら、少し興味本位の笑みを浮かべる。
翔太は胸の膨らみを意識し、自然に微笑むことを意識した。
「…はい、僕です」
声は少し震えたが、意外と落ち着いていた。
机に座ると、早速クラスメイトたちが話しかけてくる。
「すごいね、翔太くん。あんな有名モデルとデートするなんて」
「羨ましい…」
「でも…女装モデルだから、ちょっと面白いかも」
その中で、心配そうな顔で声をかけてくる美咲。
「翔太、大丈夫?」
翔太は微笑みながら答える。
「はい…少し恥ずかしいけど、楽しんできたし、後悔はしてません」
玲奈も隣でうなずく。
「翔太くん、堂々としてれば、みんなも自然に受け入れるよ」
しかし、すべてが順調なわけではなかった。
数人の女子が、少し嫉妬混じりに小声で話す。
「翔太くんばっかり…」
「なんであんなに注目されるの?」
男子の中には、冷やかし半分でからかう者もいた。
「翔太、ギャルモデルとデートとかマジかよ」
「胸も前より目立ってるしな」
翔太は胸に手を当て、深呼吸する。
(…こういう時こそ、自然に振る舞うんだ…)
少し照れくさそうに笑いながらも、冷静に受け答えする。
「はい、でも別に特別なことじゃないです。普通に楽しんだだけです」
その態度を見て、クラスの空気が少し和らぐ。
美咲も隣で微笑む。
「翔太くん、自然でいいよ。そのままのあなたで」
放課後、SNSにはスクープ写真のコメントが溢れていた。
「翔太くん、可愛い!」
「女装モデルとしても輝いてる」
「デートしてる姿も自然で素敵」
翔太は少し赤面しながらも、心の中で自信を感じていた。
(…恥ずかしいけど…嬉しいな…)
胸の膨らみやブラの装着も、もう以前ほど気にならなくなっていた。
玲奈が肩に手を置き、励ます。
「翔太、これからもっと色んな経験を積んで、自信をつけていこう」
美咲も笑顔でうなずく。
「うん、翔太くんなら大丈夫」
翔太は胸に手を当て、少し照れながらも微笑む。
(…これからも、自然に、自分らしく…)
学校での波紋はあったものの、翔太にとって成長と自信を実感できる大切な一日になったのだった。




