表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『スカートの中、秘密を隠して』  作者: 優貴(Yukky)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/155

第58話『翔太、胸が目立ってきたので初下着選びに戸惑う』


撮影やサプリの効果で、翔太の胸は少しずつ膨らみ、制服のブレザーも自然にフィットするようになっていた。

しかし、自宅で鏡の前に立つと、胸の丸みが以前よりはっきりしていることに気づき、翔太は小さく息を呑んだ。

(…これ、もう隠せないかも…)

胸を押さえながら考え込む。

玲奈が後ろから声をかける。

「翔太、大丈夫?」

「う、うん…でも、ちょっと困ってて…」

翔太は俯き、恥ずかしそうに小声で続けた。

「下着…どうすればいいのか分からなくて…」

美咲も寄り添い、優しく言った。

「初めてだと戸惑うよね。サイズとか形とか、全部揃える必要はないんだよ」

「え、でも…胸があるから、普通の男子用じゃ無理だよね…」

「そうだね。女の子用のブラを使うのが一番自然だよ」

玲奈が小さく笑い、クローゼットを開ける。

「じゃあ、一緒に選ぼうか。最初は小さめのブラで大丈夫。サイズも徐々に変わるから」

三人で下着売り場に向かうと、翔太の顔が赤くなる。

棚に並ぶブラやパッド付き下着を見て、思わず目を逸らす。

「わ、私…大丈夫かな…」

玲奈が肩に手を置き、そっと励ます。

「最初は恥ずかしいけど、誰もいないところで試着すればいいよ」

美咲もにこやかにうなずく。

「それに、私たちも最初は同じだったんだよ。翔太くんだけじゃない」

翔太は勇気を出して試着室に入る。

最初はパッド入りの小さめブラに戸惑いながらも、鏡に映る自分を見て息を呑む。

(…意外と自然に見える…?)

胸の丸みが自然にフィットし、制服の上からでも違和感が少ない。

「…これなら、学校でも…大丈夫かも」

小さくつぶやき、少し自信が芽生える。

玲奈と美咲が外で待っている。

「どうだった?」

翔太は少し恥ずかしそうに笑う。

「…うん、意外と大丈夫でした」

玲奈も笑顔でうなずく。

「良かったね!これで制服も自然に見えるし、撮影も安心だね」

美咲も言う。

「初めては戸惑うけど、少しずつ慣れれば楽しくなるよ」

帰宅後、翔太は鏡の前でブラを着けて制服を合わせる。

胸の丸みが自然で、立ち姿も少し女性らしく見える。

「…少し恥ずかしいけど、これなら自信を持って歩けそう」

玲奈と美咲がそっと手を握る。

「翔太くん、一歩ずつ成長してるね」

「ありがとう…二人がいてくれるから、頑張れる」

初めての下着選びは、戸惑いと恥ずかしさでいっぱいだったが、翔太にとって女装モデルとしての新しい自信と一歩となったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ