第56話『翔太、初めての屋外女装撮影!通行人の視線にドキドキ』
秋の午後、街中の撮影スポットに三人が集まった。
今日は翔太にとって初めての屋外女装撮影。
ブレザー制服にスカート、自然な胸のラインもサプリの効果で少しずつ整い、スタジオでは自信をつけていたものの、外で人目にさらされるのは初めてだった。
「翔太くん、外だと緊張するかもだけど、楽しむことが一番大事だよ」
玲奈が優しく声をかける。
「はい…でも、ちょっと怖いです」
翔太は小さく息を吐き、スカートの裾を整えながら歩道に立つ。
美咲もにこやかに励ます。
「最初は誰でもそう。自然に歩けば通行人もあまり気にしないから大丈夫!」
撮影スタッフがカメラや照明をセットする中、翔太は深呼吸を繰り返す。
(よし…自然に、リラックス…)
心の中で自分に言い聞かせる。
通行人の視線が徐々に翔太に集まる。
「え…女の子?でも…あれ、翔太だよな?」
ちらりと見ては、また歩き去る人もいる。
翔太は顔が赤くなる。
「う、うわ…やっぱり見られてる…」
しかし、玲奈と美咲が隣で微笑みながら手を握り、安心感を与えてくれる。
「大丈夫、自然に笑顔を見せて」
玲奈の声に、翔太は少しずつ肩の力を抜く。
撮影が始まる。
まずは歩きポーズ。
カメラマンが指示する。
「自然に歩きながら、少し笑顔を」
翔太はぎこちなく歩き出す。
最初は手の振り方や足取りが不自然で、通行人もチラチラ見てくる。
玲奈がそっとアドバイスする。
「腕は自然に、肩の力を抜いて」
美咲も笑顔でフォロー。
「目線は少し上に置くと柔らかく見えるよ」
翔太は深呼吸して微調整。
少しずつ、歩き方が滑らかになり、笑顔も自然になっていく。
カメラマンもシャッターを切りながらうなずく。
「うん、自然だ。いい表情だよ!」
次は座りポーズ。
ベンチに座り、スカートのラインを整える翔太。
「膝は揃えて、手は膝の上に」
玲奈がそっと指示。
美咲もフォロー。
「少し顔を傾けると、柔らかく見えるよ」
翔太は鏡で確認するわけではないが、自然な笑顔でカメラに目線を送る。
通行人の視線も気にならなくなり、徐々に自信が芽生えてきた。
撮影後、三人は近くのカフェに入って休憩する。
「翔太くん、初めての屋外撮影にしてはすごく自然だったよ」
玲奈が微笑む。
「ありがとうございます…最初は本当に緊張したけど、意外と楽しめました」
美咲も笑顔でうなずく。
「これからはもっと堂々とできるよ」
翔太は自分の胸に手を当て、小さく笑う。
(胸も少しずつ膨らんできたし、自然に見せられる…これなら次も大丈夫…)
夕日の差し込む街角で、三人は肩を並べる。
初めての屋外女装撮影は、通行人の視線に緊張しながらも、翔太に自信と勇気、そして仲間と共に挑戦する楽しさを教えてくれたのだった。




