第42話『初めての本格撮影と家族のサポート』
スカウトされてから数週間。
玲奈と美咲は、モデルとしてのレッスンを順調に重ねていた。
そしてついに、初めての本格撮影の日がやってきた。
撮影スタジオに入ると、カメラマンやヘアメイク、スタイリストが忙しそうに動き回っている。
玲奈は少し緊張しながらも、心を落ち着ける。
「玲奈、大丈夫だよ。自然に笑えばいい」
美咲がそっと声をかける。
玲奈は微笑み返し、深呼吸した。
撮影は家族のサポートもあって順調に進む。
父・玲輝は立ち姿やポージングのアドバイスをしてくれる。
母・美琴は表情や視線の角度を細かくチェック。
兄・玲央も、女装モデルとしての経験をもとに、自然に見えるポーズを伝える。
「肩の力を抜いて、手は自然に」
玲央の声に、玲奈は何度も鏡で確認しながらポーズを取った。
撮影中、ヘアメイクが細かく手直しをするたび、玲奈の心は少しずつ落ち着いていく。
カメラマンも、表情や角度を丁寧に指示してくれる。
「いいね、その表情!リラックスして、もっと自分らしく」
玲奈は思わず笑顔になった。
(私…自然に表現できてる…!)
美咲も隣で撮影を受けながら、玲奈と目を合わせて励まし合う。
「玲奈、ナチュラルで可愛いよ!」
「ありがとう、美咲もすごくいいよ!」
撮影が終わる頃、玲奈は達成感に包まれていた。
「楽しかった…でも、もっと上手くなりたい!」
美咲も同じ気持ちだった。
スタジオを出ると、家族が迎えてくれる。
「初めてにしては素晴らしい出来だ」
父・玲輝が微笑む。
「玲奈、これからも夢に向かって一歩ずつね」
母・美琴が優しく言う。
「弟(妹)も頑張ったな」
兄・玲央が肩を叩く。
玲奈は心の中で誓う。
(これからもっと、家族や友達に応援してもらった力で、夢に近づくんだ…!)
こうして、玲奈と美咲は初めての本格撮影を終え、家族の支えの中で夢への道を確実に歩み始めた。




