第40話『玲奈と美咲、モデル事務所からスカウト!』
関コレが無事に終わった数日後。
文化祭や関コレの準備で慌ただしかった日々が、少し落ち着きを取り戻した頃――
玲奈と美咲は、学校の廊下を歩きながら話していた。
「玲奈、関コレ本当にすごかったね!家族みんなのステージ、圧巻だった!」
美咲が笑顔で言う。
「うん…楽しかったし、ちょっと緊張もしたけど、乗り越えられた」
玲奈も微笑む。
その時、突然声をかけられた。
「君たち、ちょっとお話よろしいですか?」
振り向くと、背広姿の女性と男性が立っていた。
女性はモデル事務所のマネージャー風、男性はカメラマンのようだ。
「こんにちは、私は『エトワールモデル事務所』のマネージャー、瀬戸です」
女性は丁寧に名刺を差し出す。
「先日の関コレでお二人を拝見しました。非常に印象的で、ぜひうちの事務所でモデルとして活動してほしいと思いまして」
玲奈は一瞬言葉を失った。
(モデル事務所…スカウト…?)
美咲も驚きの表情を浮かべる。
「え…本当に…私たち?」
美咲が小さくつぶやく。
「はい。あなたたちの表現力、笑顔、そして個性――すべてが素晴らしかったです。ぜひ正式にオファーしたい」
玲奈は胸の高鳴りを感じながら、深呼吸した。
「…ありがとうございます。私…頑張ってみたいです!」
美咲も頷き、決意の眼差しを向ける。
瀬戸マネージャーは微笑む。
「では近日中にオリエンテーションを行います。撮影やレッスンも含め、ステップアップの準備を進めましょう」
玲奈と美咲は顔を見合わせる。
(信じられない…でも…これが夢への第一歩…!)
その夜、玲奈は家族に報告した。
「お父さん、お母さん…私、スカウトされた…!」
父・玲輝も母・美琴も笑顔で頷く。
「おお、ついに動き出したな」
「玲奈、夢に向かって羽ばたくのね」
兄・玲央も肩を叩きながら言った。
「弟(妹)もいよいよ本格的にモデルの道に進むんだな」
玲奈は胸いっぱいに希望を感じ、笑顔を見せた。
「うん…頑張る!美咲と一緒に」
こうして、玲奈と美咲はモデル事務所から正式にスカウトされ、夢への新たな挑戦が始まった。




