第34話『最年少女装モデル、玲音登場!』
春のある日。
学校には少しざわめきがあった。
「今日って…何かあるの?」
玲奈は教室で美咲と話していた。
すると、校門の方から小さな姿が見える。
「……あれ、ちっちゃい!」
校門を通ってきたのは――
**玲奈の弟、玲音**だった。
まだ小学校高学年くらいの身長だが、雰囲気はどこか大人っぽく、すでにモデルオーラを放っている。
美咲は目を丸くした。
「え、これが……玲奈のお弟さん!?」
玲音は少し恥ずかしそうに頭を下げる。
「こんにちは、玲奈お姉ちゃん」
玲奈は驚きながらも笑顔になる。
「玲音…大きくなったね!」
玲音は照れくさそうに笑う。
しかし、その服装は――
ピンクのフリルワンピースに白いレースの靴下、髪にはリボン。
「女装モデル…だと…!?」
美咲も思わず手を叩く。
「可愛すぎる!!」
翔太も少し顔を赤らめて言った。
「え、マジでモデルなの…?」
玲音はうなずく。
「うん。今回、高校体験でモデル体験をさせてもらうんだ」
「玲奈お姉ちゃんの学校で?」
玲奈は少し照れた。
「そう…私の学校で…」
先生が近づいてきた。
「玲音くん、今日から高校体験だね。しっかり楽しんでね」
玲音は小さく頷く。
「はい!」
その瞬間、周りの生徒たちもざわつき始める。
「可愛い!!」
「小さくてもモデルオーラやばい!」
玲奈は弟を見つめて、心の中で少し誇らしい気持ちになる。
(玲音…すごいな…)
(私より先に、みんなの注目を集めちゃうかも…)
玲音は少し不安そうに玲奈の手を握った。
「お姉ちゃん…今日はよろしくね」
玲奈は優しく微笑む。
「うん、一緒に楽しもう!」
こうして、最年少女装モデル・玲音が、玲奈の学校での高校体験&モデル体験を始めることになった。
校内は小さな騒動の予感でいっぱい。
玲奈の弟の登場が、また新たな物語を動かし始める――。




