第49話『沙也加率いるオーストラリア支社、初日スタート』
オーストラリア支社に配属された元クラスメイト9人は、初めての海外勤務に少し緊張しながらも、沙也加に導かれて支社ビルに足を踏み入れた。
沙也加は落ち着いた表情で皆に声をかける。
「皆、ようこそオーストラリア支社へ。これから一緒にチームとして働くことになる。まずは支社内の案内と役割分担を説明するね」
元クラスメイトたちは興奮と不安が入り混じった表情で頷いた。
午前中は、オフィス内の案内、現地スタッフとの顔合わせ、業務フローの説明などを受ける。
沙也加は、配属された9人に一人ずつ役割を割り振った。
アート担当:元クラスメイトの絵が得意な3人
マーケティング担当:現地市場の情報収集を行う3人
物流・サポート担当:商品の管理や発送準備を担当する3人
「それぞれ自分の担当を理解して、わからないことがあればすぐ質問して」と沙也加は指示。
9人は互いに顔を見合わせ、少し緊張しながらも意欲的に取り組み始めた。
午後には、初めて現地向け商品の準備や調査に挑戦。
アート担当は商品デザインの最終チェック、マーケティング担当は現地の需要や販売傾向をリサーチ、物流担当は商品の整理や発送手順の確認を行った。
沙也加は全体を見渡しながら、適宜アドバイスを出す。
「作業の順序を整理すればもっと効率よくなるよ。皆で相談しながら進めよう」
元クラスメイトたちは最初戸惑う場面もあったが、沙也加の的確な指示に従い、チームワークを発揮し始めた。
夕方になると、初日の業務を終えた9人が沙也加のもとに集まった。
「皆、今日一日よく頑張ったね。最初は不安もあっただろうけど、チームとして動けていた。明日は初の小規模販売イベントもあるから、準備をしっかり進めよう」
一人ひとりが頷き、やる気を見せる。
「沙也加先輩、ありがとうございます。明日も全力で頑張ります!」
「頼もしいね。皆で協力すれば、きっと成功する」と沙也加は微笑んだ。
夜、宿舎に戻った9人は、オーストラリアでの生活や仕事について話し合う。
「最初は緊張したけど、沙也加先輩の指示でうまく動けた」
「チームとして働くってこういうことなんだな、勉強になる」
「明日の販売イベントも楽しみになってきた」
沙也加も静かに自室で、ハワイ支社の翔太とオンラインで進捗報告を共有する。
「翔太、今日初日の様子を報告します。チームは順調に動いています。初の小規模イベントに向けて準備中です」
翔太は画面越しに笑顔で頷いた。
「順調そうだね。オーストラリア支社もハワイと同じように成功させよう」
こうして、沙也加率いるオーストラリア支社は、元クラスメイト9人と共に、初日を無事に終えた。
チームの結束と準備の手応えを感じながら、翌日の初イベントに向けて期待と緊張を胸に抱くのだった。




